裏
口 第 4 号
平成10年8月28日
購読者各位 様
某公共団体現役公務員(ぴかちゅう)
お役所の裏口について(報告)
標記のことについて、次のとおり報告します。
(だいたい、公務員が公文書を作るときは、こんな感じの書き出しです)
1 起案者(=役所でその文書を作成する人のこと)からの一言
最近、新聞を見てると、お役人やお役所関連の話題が載ってない日がないぐらい、世間の注目が、こちらに向いているのだなあと実感します。
そこで、最近のそう言った話題を、お役人(私自身)の観点から見てどうかとか、こんな裏があるのではないか、とかいったことを書いてみれば、タイムリーな話題を提供できるのかな?と思うのですがいかがでしょうか。
「役人」とか「役所」は、「役に立つ人」、「役に立つ所」であるべきだと思っていますので(書いて字のごとくあたりまえなのですが、、)、そういう話題の提供が少しでも皆様の役に立つのか、ご意見をお待ちしています。
(お前は、いらんこと考えんと裏話だけしとったらええんじゃ!とのご意見もあるかと思いますので、、、)
2 本文
今回も、役所での裏金の作り方です。
前回は、出張における裏金づくりでしたが、今回は事務用品を使った裏金づくりの話です。 はっ? 事務用品を使ってどうやって裏金作るの?と思いますよね、普通なら。でもお役所では、事務用品がお金に化けてしまうのです!
まあ、方法は、いつもお話ししているように、極めてシンプルです。
ただ、今回は、本題に入る前に基礎知識が少々必要かと思いますので、少しの間、おつきあい下さい。
普通、役所が物品を買うときは、出納課みたいなところへ、「これこれが欲しいから、買ってね。」といって発注書を渡します。そして発注書を受け取った出納課は、その物品を扱っている業者を数社集めて入札を行い、一番安い価格を示した業者から購入する、という手続きを取ります。えっ?それならいいじゃん!と思ったあなた! お役人様が考えるシステムは奥が深いのですよ。
私が「普通」と書いたのは、当然ながら「例外」があるからなのです。
じゃあ、鉛筆1本買うのに、いちいち、出納課に発注書を渡してたら、お忙しい(?)お役人様の手を煩わすことになりますし、発注書をもらう出納課のお役人様も、呼ばれる業者さんも、いくつ体があっても足りません。
そこで、「事務の効率化」を図るために、一定金額以下の定例的な事務用品(ペンやコピー用紙なんかです)の購入は、その単価を年度の初めに出納課で入札で決めて(赤色ペンについては、今年は★★事務商店さんが1本80円で納品しますってな具合です)、発注は必要な時にそれぞれの部署が業者さんに「赤色ペン50本持ってきて」と電話で発注できるシステムを作りました。
納品の確認も、発注した部署のお役人様が行い、支払伝票を切るわけです。
実際の支払い時は、会計課が支払伝票をチェックするのですが、支払伝票にその部署のお役人様の「ちゃんと納品されました。押印」があれば、実際に、赤色ペンが50本納品されたかなんて、いちいち確認はせずに、支払いをします。
このあたりで、ピンときた方は、もう裏口マスターです。まだ、おわかりにならない方は、次号まで考えてみてください。
★おまけ
●今日のお役所言葉・・・・・「遺憾」
(読み方)「いかん」・・これはよく聞きますよね。
(意 味) 心残りなこと、残念に思うこと
(使い方)「今回の不祥事については甚だ遺憾に思う」って大蔵省や日銀
のお偉い様が、よく使いますね。
すなおに、「ごめんなさい、パンしゃぶや常識をはずれた接待
を受けた私たちが悪いです」と言えないのでしょうか?
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