「ぴかちゅうのひとりごと」

 今日(9/18)のつぶやき 「防衛庁への水増し請求」

1  ニュースの概要

 防衛庁の装備品納入業者の過大請求は1994年初め、内部告発がきっかけで発覚しました。 防衛庁は特別調査を実施して,89年度から93年度までの5年間に,約6億3000万円を水増し請求していたとして,5%の金利を上乗せした8億7400万円を、翌年度からの契約を減額する形で返納させました。
 しかし,その課程で,返納額を不正に減額し,その見返りとして同庁のOBの天下りを,納入業者に認めさせたという事実が発覚し,お役人様の非常識さが浮き彫りになっている事件です。


2  ぴかちゅうのひとりごと

(1) なぜ,こういう事件が起こるのかな?

 それは,(防衛庁の)お役人様には,「(調達品など)全ての経費は国民の税金でまかなわれている」という意識が全く無い人が多いからだと思います。
お役人様は,予算を取るまでは,(族)議員様や大蔵省に米つきバッタ(ご同業の方々,怒らないで下さいね)のようにお願いしますが,「取った予算は自分の(省庁の)もの」と考えて,その執行については,誰にも(国民にも他の省庁にも)口を挟ませません。
 (まあ,族議員様から 「これこれをたのむ」と言われることはありますが,,,)
いちおう,予算の執行については,会計検査という制度がありますが,この制度もある意味で形骸化しているので(会検については,そのうちメルマガに書きますね),抑止力としての効果は少ないのが実状です。
 ですから,自分たちの予算の根本は国民の税金である,という基本的な常識が欠落していて,「多少の水増しは業者育成のためには仕方ない」とか,「返納させただけでもありがたいと思ってもらいたい」とか言う非常識な発想が生まれてくるのだと思いますが,皆さんはどのように思われますか。

(2) お役所らしい対応ぶり!

 メルマガにも書きましたが,こういう事件が発覚すると,お役人様は「いかに隠すか」「いかに自分が責任を取らずに済ますか」「この状況をどう自分にプラスとするか」という点に,全力を投入します。今回の件で例をあげると,

1 返納額を減額させて,恩を売ると同時に,自分(達)の,再就職先を確保する。(一石二鳥だぜベイビー!)

2 事件が公になると,関係書類を隠匿する。(職員には「自分の責任で処理するように」と指示し,万一の場合,言い訳ができる余地を残しておく。 「各自の責任で処分したんだから,ぼく知らないもん!」

3 公にならなくても,会計検査で,指摘を受ける可能性が残っているので,会計検査院にも,再就職先を斡旋してしてあげる(いざとなったら,あなたたちも同罪だから,検査の時はよろしくね!)      

4 警察OBを現職副本部長に就任させて,万全の体制を確保する。(そのわりには,書類の隠し方がおそまつ君でしたね。やるからには合法的にしないと,うちみたいに保存期間を変更しちゃうとかね)

5 証拠隠匿がばれて,にっちもさっちもいかなくなってから,ようやくトップとしての責任について,言及し始める。(真相が究明される(バレる)までは,がんばって職に留まるぞー!でも,辞任なら退職金はもらえるかな?

 

(3)  どうすれば,こういうことが無くなるの?

 やはり,何をやっているか判らないというのが,一番原因ではないでしょうか。地方では,情報公開が進んできているので,かなり改善されていますが,国の場合は,ようやく公開法が制定される状況ですから,まだまだ職員の意識も,「ばれなかったら何してもOK!」かもしれません。特に防衛や警察は,国家機密として,公開対象外になることが多いのでよけいに「治外法権」状態です。では,私たちはどうするの?何億もの税金が無駄になっているのを黙ってみてるの? うーんどうでしょう。お役人様がいる限りは,無くならないのかもしれませんねえ,,何かいい方法があれば教えて下さい。

(4) でも,少しは救われるかなあ。

 今回の事件でも,やはり「これはおかしい」と思った職員がいて,減額の過程を資料として残していたから減額の事実がより明確になったようですから,少しずつでもこういうお役人様が増えることを祈って止みません,,,,