フィラリアについて
保護した犬の中にはフィラリアに感染している犬達がいます。
その確立は約過半数くらいで、既にフィラリアに感染しています。
中には小型犬でもフィラリアに感染している保護犬もいます。
フィラリアは、毎月飲ませる内服薬で100%予防できます。
保護時点でフィラリアに感染しているということは、元の飼い主がフィラリアのお薬で、
予防していなかったことが原因です。
特にお外飼いの場合は、フィラリアに感染する危険性がとても高くなります。
毎月一回のお薬でフィラリア感染を防止できるのに、お薬をきちんと飲ませていなければ、フィラリアに感染してしまいます。
しかし、保護犬が既にフィラリアに感染していても治らないことはありません。フィラリア感染の季節が来たら
通常のフィラリアのお薬を毎月投薬してあげます。
ドッグサルベーションで保護し、里親に送り出した犬達はフィラリアに感染していても、
新しい飼い主さん(里親)のもとで、早くて2年で、約3年前後で完治した例もいくつかあります。
平均3年〜4年の間で、フィラリアは完治したとの嬉しいご報告を、多数聞いております。
もちろん最初から感染しないように、お薬で予防することが、一番大切なことですが
犬を捨てたり放棄したりする飼い主の多くは犬に医療面でのお金をかけたがらない飼い主も少なくはありません。
里親募集中のわんちゃんが、例えフィラリアに感染していても、通常の投薬で完治できます。
フィラリア+の保護犬でも性格の優しい子達はたくさんいます。
どうぞ家族に迎えてあげて下さい。


避妊、去勢について
ドッグサルベーションでは生後六ヶ月未満以外の全ての保護犬達に避妊去勢を実施しております。
これまで保護した犬達500頭の内驚く事に2頭を除いては避妊去勢されていないわんちゃんばかりでした。
特に去勢されていた犬は0頭でした。
又、東京の動物管理センターにおいても処分場の収容犬のデーターを検索したところ、殆どが未去勢です。
これは一体どういう結果なのでしょうか?
犬を放棄する飼い主の殆どが自分の飼い犬の不妊手術を施していないという明らかな証拠ではないでしょうか?
言い換えれば自分の犬を避妊去勢している飼い主は簡単には犬を処分させたりしないと考えられます。
そして、動物管理センターで毎年25万頭もの犬が処分されていますが、その過半数は仔犬なのです。
自分の飼い犬が仔犬を産んでしまったのでと保健所に持ち込こむという、命を粗末にしている現実が繰り返されています。
そのような実態をなくす為には避妊去勢しか方法はありません。
又、去勢避妊しないことで、6歳以上になってから病気にかかりやすくなるというリスクを抱える事になります。
主に女の子は子宮脳腫、卵巣腫瘍、乳腺腫瘍らがあります。
主に男の子は肛門腫瘍、前立腺腫瘍、睾丸の病気があります。

福岡県の某動物病院の獣医師の見解を
獣医師専用雑誌より抜粋

獣医師は過剰繁殖を改善する有効な手段の一つである不妊・去勢手術を行える唯 一の有資格者でありながら、 その専門技量や知識を一般に普及させることが不十分でした。 また、獣医師の中にも「不妊・去勢手術などしなくてもよい」とか「出産させて から手術をすればよい」など、 様々な見解があり、統一されたガイドラインはありませんでした。 このような状態が一般飼い主に対して、不要な混乱をまねいています。 獣医師は不妊・去勢手術が単純に飼い主個人の要求によって行われるのではなく 、社会全体の秩序と幸福のため にとても重要な社会貢献になっているということを認識しなければなりません。 私たち獣医師は、自らが過剰繁殖問題を改善する大きな力であることを自覚する 必要がるのです。 架橋繁殖問題を解決するためには、御製ならびに関係諸団体が協力して不妊・去 勢手術を推進することが、 最も効果的であると考えられます。 犬や猫に認められる「吠える」、「咬む」、「放浪する」「尿マーキング」など の問題行動は、性ホルモンによ る影響が強いので、性成熟期前の不妊・去勢手術により、その発生をかなり予防 することができます。 手術を受けた動物は、一般に性質が穏やかになり、性的なストレスから解放され るので、精神的にも安定します 。安定した精神状態の動物は、しつけや訓練が容易になります。 盲導犬や介助犬が全て不妊・去勢手術を受けているのは、高度な訓練をするため に安定した精神状態が欠かせな いからでもあります。 これからは動物と共存できる社会が求められていますが、それを可能にするため に、動物の側にも安定した 性格が求められているのです。 過剰繁殖の結果、処分される犬や猫の数を減らすためには、最も効果的な繁殖制 限処置である不妊・去勢手術を 推進することが重要となります。 しかし、一般の飼育者の多くは、手術に対しての誤解や感情的な抵抗があり、不 妊・去勢手術の普及を妨げてい ます。これらの誤解や感情的な抵抗に対して、正しい専門的な知識に基づいた説 明と安心感を与えられるのは獣 医師のみができることです。 したがって、獣医師は飼育者に適切な指導を行い、不妊・去勢手術を推進し、先 頭に立ってこの問題にあたる必 要があります。 過剰繁殖問題の解決はひとえに獣医師の双肩にかかっており、獣医師の社会的貢 献が期待される分野です。