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SoundEngine の使い方

このソフトは波形編集のほかに色々な場面で活用することができます。詳しくは別ページ SoundEngineの活用 をご覧ください。

Music CDを作るときに、元の音データに対して加工しなければならないことがあります。
たとえば曲の出だしでフェイドインをかけるとか、音楽に音声をオーバーラップしたりとか、音量の調節などいろいろな要求がでてくると思います。こういうような音データを編集するには波形編集ソフトというものを使います。

波形編集ソフトには色々ありますが、なかでも海外製のフリーソフトで Audacity  などは機能も高くすばらしいソフトです。 Audacity については 【Audacity 使い方】 で検索すると詳しい解説をいくつか見つけることができますのでそちらを参考にしてください。

また動画編集ソフトのなかには音声も編集できるものがあり、なかでも trakAxPC は高機能のソフトです。これについては別ページの trakAxPC の使い方 のページをご覧ください。

ここでは、とても使いやすく機能の多い国内ソフトで SoundEngine Freeというソフトウエアを紹介したいと思います。それにこんな優秀なソフトがフリーウエアなのです。

まずこのソフトの導入の仕方について説明します。
  1. Software のページ の中か ら 【soundengine_free_xxx.exe】 をダウンロードしてください。
  2. ダウンロードしたファイル 【soundengine_free_xxx.exe】 をダブルクリックするとインストールが始まります。
  3. 表示される手順に従ってインストールを終了させます。なお、最近のバージョンではポータブル設定でインストールできるようになりました。詳しくは ポータブル設定でインストールのページ をご覧ください。
新しい Versin 5.0 以降は、SoundEngine Free のファイル対応形式(フォーマット)が WAV/OGG ファイルに限定されています。 MP3 ファイルを自動的に変換する機能は 旧バージョンでは有効でしたが、新しいバージョンでは無効になったようです。
したがって MP3 フォーマットなどのファイルは、音声ファイルコンバーター、例えば Xrecorde 3 などの音声ファイルコンバーターなどで一旦 WAV ファイルに変換してから SoundEngine Free で処理し、処理後、目的のフォーマットにコンバーターを使って変換しなければなりません。
もし MP3ファイルを自動的に変換してくれる前のバージョン(最後のVersionは V 4.61) が欲しいときは、【リンク切れのページを閲覧】のページを参照し入手してください。その手順はつぎのとおりです。
    WayBackMachine のホームページを開き、[Web 435 billion pages saved over time] の欄に SoundEngine Free ホームページの URL http://soundengine.jp/software/soundengine/ を書き込み、BROWSE HISTORY ボタンをクリックすると履歴が表示されます。
    2012年6月21日、または2012年7月21日を選択すると 当時のホームページが現れます。
    この中から目的のソフトウエアをダウンロードします。
  1. 古いバージョン(V 4.61 以前)では標準では WAV ファイルしか処理できませんが、VBMP3.dll を組み込むことによってMP3ファイルを読み込むことができるようになります。
  2. また、gogo.dll を組み込むことにより、Mp3ファイルに書き戻すこともできるようになります。
  3. VBMP3 dll は Vector からダウンロードしたファイル 【vbmp3151.lzh】 を解凍したなかに含まれています。
  4. gogo.dll は Vector から 「午後 のこ~だ for Windows Ver3.13a」  (3.845MB) (ファイル名は 【ing313a.exe】)をダウンロードしインストールすると、インストールしたフォルダーのなかに生成されます。
以上でインストールは終りです。

つぎにこのソフトの使い方について簡単に説明します。(詳細はソフトに添付のヘルプをご覧ください)

 起動
  1. インストールで自動的に生成されるショートカットアイコン SoundEngine Free をクリックすると立ち上がります。 
  2. メニューの 「ファイル」⇒「開く」 を選択するとダイアログが開き、ここで編集したいデータファイルを指定します。DOSウインドウに変換の進行状況が表示され、完了すると波形が表示されます。
 削 除

ここからは、この波形に対して手を加えていくことになります。
たとえば下図のように削除したい先頭箇所でカーソルメニューで左クリックした後、押したままドラッグして終端箇所で離す操作によって指定します。(指定された部分が反転表示されます。) 指定したら、メニューの「編集」⇒「削除」を選択すれば削除された状態が再表示されます。
別の方法として、反転した場所にマウスカーソルを置き、右クリックするとメニューが現れるのでそのなかの 「削除」 を選択しても同様です。誤って削除したときは 「編集」⇒「元に戻す」 で削除する前の状態に戻りますので心配ご無用です。  

soundengine


 音音量調整

よく使う波形編集のコマンドとしては 音量調節、フェードイン、フェードアウト、ミックスなどがありますが、ここでは音量調節について説明します。 
(ほかの機能についてはヘルプファイルをご参照ください。)
まず、音量を変更したい先頭箇所でカーソルメニューで左クリックした後、押したままドラッグして終端箇所で 離す操作によって指定します。(指定された部分が反転表示されます。)
メメニューから 「音量」⇒「ボリューム音量調整」 を選択すると下図のようなボリュームダイアログが表示されます。
この中にある 「ノブ」 を操作することにより、パラメターを設定できます。 (操作方法は後述の表をご覧ください)
設定が終わったら 「OK」 をクリックすると指定した部分が音量が変更された状態を再表示します。
誤って音量を変更したときは 「編集」⇒「元に戻す」 で音量を変更する前の状態に戻ります。

volume

この「ノブ」の使い方は下の表のとおりです。




(円の部分)
コントロールノブ
【注】

白い小さな丸の部分が現在の値。

(1)マウスカーソルをノブの上においてから画面の上下方向に動かすと、ノブが増減方向に回転して値を変えることができます。

(2) ノブを右クリックすることでゼロにリセットできます。

(3)ホイールマウスのホイールを回すことでノブをまわせます。ただし ドライバ等によってはまわせないこともあります。

(四角のボックス)
コントロールエディタ

四角のボックスに現在のパラメタの値が表示されます。 ダブルクリックすることで、エディットボックスに数値を入れて編集できます。

ノブの使い方はすべての機能で同じように使えます。
【注】 旧バージョンで使えた操作  《カーソルを 「ノブ」 の上に置きキーボードの 「+」「-」 または矢印の 「→」「←」 でノブが右左に回り音量を調整》 が使えません。


 フェードイン・フェードアウト

そのほか、便利な機能としては フェー ドイン・フェードアウトがあります。 処理をしたい部分をマウスカーソルでドラッグて選択 した後、メニューから 「編集」⇒「フェード」 →「フェード・イン」を選択するとフェードインの処理が選択部分 に対して行われ、処理された状態が再表示されます。選択した部分にマウスカーソルを置いて右クリックして現れるメニュー からでも指示できます。 フェードアウトも同じ手順でできます。

通常のフェードインでは選択範囲の先端が、フェードアウトでは選択範囲の終端の音量が ”ゼロ(0)” になりますが、ゼロではなく、ある所定の値にしたいことがあります。

そそのような目的でリアルフェードという機能が付け加えられていて、指定するパラメータが増えます。 (下図参照)
コントロールノブが4個あり、左から
    タイプ (In/Out)   フェードイン/フェードアウトの選択
    フェード勾配     フェードのかけ方
    フェード        フェードの大きさ
    ボリューム      選択範囲の音量変更
などを設定するのもですが、この方法ではなかなか期待通りの設定が一発ではできません。  

 

フェードイン・フェードアウトやミック スなどの操作は SoundEngine よりは、ほかのソフトに任せたほうがいいかもしれません。

MP3ファイル編集・調整 のページで説明した mp3DirectCut などは設定が思ったとおりに指定できます。

フェードを適用したい範囲を指定して、メニューの 「編集」⇒「Gain」 を選択すると下図のようなウインドウが表示されます。ここで 「フェードアウト」 を押し、2本のスライダーの左側スライダーに先頭の音量(通常 0dB)、右側のスライダーに終端の音量が示されます。右側のスライダーを希望するマイナ スの値にセットし、「OK」 を押せば、指定どおりにフェードアウト処理が行われます。
フェードインについても同様に左側に先端の音量を希望するマイナスの値にセットし、右側のスライダーに終端の音量(通常 0dB)をセットし、「OK」 を押せば、指定どおりにフェードイン処理が行われます。
下図の from -15.0dB to +0.0dB の表示を参考にしてください。 左右のスライダーに同じ値をセットすれば、選択範囲全体に指示されたとおりの音量に調節されます。

したがって、あるところからフェードアウトして音量をさげたあと、その低い音量を保ちながら一定時間経過してからフェードインして元の音量に戻すといったような処理もできます。 これはナレーションを付加するときに必要な処理です。通常、ナレーションを重ね合わせるときはバックグラウンドの音量を少し下げてやったほうがいいでしょう。      

また、 Audacity などでは Envelope機能 を使って、きわめて簡単に指定できます。

Auidacity を開き、処理したいファイルを読み込み、左上の ツールバーにある を押すと、波形表示トラックの上辺下辺に青い Envelope線 が現れます。
同時に、カーソルが小さな向かい合った三角形の Envelope Toolに変わり、移動できるようになります。
カーソルをクリックすると、縦一列に並んだ小さな白い点、4個の Control Point が各トラックに現れます。
この Control Point を Envelope Tool ではさんで上下、左右に移動させると Envelope線 が各トラック上で同時に動き、音量を変化させることができます。
したがって、曲の先頭からフェードインをかけ、ある時点からフェードアウトして音量を下げ、そのままの音量を一定時間保持した後、フェードインして元の音 量に戻すといった処理もごく簡単におこなうことができます。
この処理は前述のmp3DirectCut で処理するよりもはるかに簡単に行うことができます。 この操作は極めて直感的であり、ビジュアルでわかりやすく、かつ試聴しながらの修正も簡単で、特にこの機能はほかのソフトにはない優れた機能です。
SoundEngine にも是非取り入れてほしいものです。

 ミックス

使用する頻度は少ないかもしれませんが、音を重ね合わせる ミックス という機能について説明します。
この機能を最もよく使われると思われる場面は、バックグラウンドの音楽にナレーションを付ける場合でしょう。
まずマイク録音や音声合成で、ナレーションを作っておき、いったん全体を 「編集」⇒「コピー] でコピーしておきます。
ここでは仮に narration.mp3 とします。

      

次にバックグラウンドとなる音楽を読み込んで表示させ、必要に応じてナレーションを重ねる部分の音量を前項の要領で、調整しておきます。
次にナレーションを重ねる範囲をドラッグして反転させておき 「編集」⇒「ミックス」 をクリックするとミックスが実行されます。
このとき、重ねる範囲がナレーションの長さより短いと、ナレーションの末尾がミックスされません。表示されている時間軸を参考に広く取るよう注意してくだ さい。
ミックスが実行されるたあと、試聴して納得がいかなければ 「編集」⇒「元に戻す」でやり直すことができま す。 試聴して OK ならば保存してください。

ミックス(X) のほかに リアルミックス(F)という機能もあります。ミックスするナレーションの遅れ時間(sec)、定位(ステレオ左右位置)、ミックスレベルなどを指定できますが、実用性はあまりないと思われます。

ミックスについては SoundEngine の作者が、同じ作者による RadioLine という別ソフトを推奨していますので、簡単に説明します。
SoundEngine と同じ Software ページ の中から radioline_free_xxx.exe をダウンロードしてください。
この radioline_free_xxx.exe をダブルクリックしてインストールします。
RadioLine では音声ファイルは WAVファイルしか受け付けませんから、SoundEngine などですべて WAVファイルに変換しておきます。
まず、バックグラウンドの音楽ファイルをトラックの上にドラッグアンドドロップすると波形が表示されます。(一番上のトラック)
次にナレーションのファイルをすぐ下のトラックにドラッグアンドドロップすると波形が表示されます。(二番目のトラック)

radioline

ナレーションの波形をダブルクリックすると、そのトラックの波形が変色して選択できたことを確認し、同時にカーソル位置に左右方向矢印つきの小さな四角 マークが現れ、クリックしたままドラッグして波形を左右に移動することができますので、バックグラウンドの波形に対して試聴しながら適正な位置にナレー ションの波形を配置してください。
また、波形をダブルクリックして選択したとき、一番下のパネルの右上にある音量スライダーを動かすことにより音を再生しながらバックグラウンド・ナレー ションのどちらでも選択した波形の音量を調整することが可能です。
期期待通りのミックスが完成したら、音声ファイル(WAVファイル)として保存してください。

radioline-move

いま述べた RadioLine によるミックスより、Audacity のミックスの方が一つのソフトで、しかも間単に処理できますので簡単に紹介しておきます。
Audacity を立ち上げたあと、バックグラウンドの音楽ファイルをウインドウにドラッグアンドドロップすると、波形が表示荒さます。
つぎに、ナレーションのファイルを同じようにウインドウにドラッグアンドドロップすると、その波形が追加されて表示されます。
左上のツールバーにある を押すとカーソルが矢印に変わり、波形をクリックしたまま左右に移動させると波形全体が移動します。

audacity-mix

音を再生しながら適切な位置に配置します。(下図)
バックグラウンド音楽もこの画面上で同時に、上述のフェードイン・フェードアウトの要領で修正することもできます。
バックグラウンド音楽とナレーションの音量のバランス調整は、各トラックの左側にある音量スライダーでそれぞれ個別に可能です。
試聴しながらバランスが取れたら、「ファイル」⇒「別名で書き出し」、あるいは「ファイル」⇒ 「MP3ファイルに書き出し」で完成したファイルを保存します。
このように Audacity はひとつのソフトで、削除、音量調整、フェードイン/フェードアウト、ミックスなどほとんどの処理ができ、しかも WYSIWYG (ウィジウィグ) 的な処理が可能で、非常に使いやすいソフトであると思います。



☆☆☆ このページ 終わり ☆☆☆