AMAZONへの道コミック編1 |
さて、いよいよコミック版AMAZONへの道です。 KINDLEストアでセルフパブリッシングをすると決めましたが、そのノウハウはいっさいない。 すべてを手探りですることになりました。 私の野望はコミックを売ることですから、セリフは短いし、なんとかなるだろう。 日本のコミックは世界に通用するコンテンツなのですから。 まずは画像をどうやって電子書籍にすればいいかの試行錯誤から始めました。 もちろん天音さんの作るコミックデータはデジタルですが、印刷用仕様なので、解像度が1200度と高く、重すぎます。 KINDLEはwifiまたは3Gでアマゾンからダウンロードするのですが、そのパケット代はアマゾン持ちです。 アメリカ以外の国からは一点につき、2ドルが加算されますが、どんなに重いデータでも定額の2ドルのみです。 まあ、送料と思ってよいでしょう。 しかし、アマゾンショップで電子書籍を買う人のうち、KINDLEではなく、自身のスマートフォンで見ようとする場合は、重ければかなりのパケット代がかかってしまいます。 PCでダウンロードする人は、今やほとんどが定額制でしょうからあまりパケット代はかからないでしょう。 スマートフォンで見る人は少ないだろうとはいえ、やはりあまり重ければダウンロードに時間がかかります。 よって、データをどの程度にすれば、見た目は荒くもなくなおかつそこそこの重さにできるか。 まずはこれを調べようと思い立ちました。 結論から言うと、フォトショップが役立ちました。 私のフォトショはエレメントなのですが、これで十分です。 コミックデータは白黒二階調なのですが、これをグレーモードに変換。 見開きにするか、1Pずつにするかでまた違うのですが、目的のビューアーに合わせた大きさの等倍にします。 そしてファイルの保存で「ウェブ用に保存」を選びます。 カラーでしたら「JPEG」ですが、この場合は「GIF」にします。 コミッック画像はモノクロですし、iPADではなく、KINDLEですから、「GIF」です。 また、「インターレース」のチェックボックスはオフ。 そして作ったデータを何を使ってMOBIにするか。 何しろ手元にKINDLEがありませんからね。 とりあえずどんなフリーソフトがあるかを調べました。 今のところ、2個のフリーソフトが有用と思われます。 一つは「ChainLP」という日本のソフト。 ただし、OSがWINのみです。 これは日本語対応のXTMLで、青空文庫などのテキストを読み込んで縦書きにしてくれます。 また、コミックの見開きページを作ってくれます。 ファイルをクリックし、「連番で読み込む」を選ぶと、画像を一気に読み込んでくれます。 これを使うとあっという間! しかし、PC初心者の私は、ページの順番が狂ってしまい、とまどいました。 1Pから32Pまでの「連番」の画像を一気に読み込んでくれるのですが…。 PC上では「1」の次は「10」その次は「11」なんですね…。 それに気づくまで小一時間! そういや、同人誌の印刷所にデジタル入稿するときは、「001」「002」とつけなければいけなかったんだっけ…。 まあ、いいか、わかったから、みたいな〜〜。 みなさまもお気をつけてくださいませ。 もう一つは「calibre」。 こちらは英語のソフトですが、「言語バー」で日本語も選べ、そこそこ日本語の説明が出ます。 これはPDFを読み込むことができます。 KINDLEの第2世代以降はPDFの拡大・縮小ができるようになったので、「ChainLP」でGIFをそのまま読み込んでMOBIに変換するよりは、GIFをいったんPDFとして、それをMOBIにしたほうがいい、とこの時点で考えたわけです。 やはり、KINDLE DXでないと、画面サイズが小さいですから、セリフが読みにくいと思われますし。 そして「calible」は自動的に見開きにはできないのですが、一太郎ソフトを使えば、「書式」で「袋とじ」を選ぶことによって、見開きページが作れるのです。 「一太郎」「PDF作成」「calibre」の流れがベストかな、とまずは考えました。 ただ、何しろKINDLEがないんですから、見開きがいいのか、それとも1Pずつのほうがいいのかわかりません。 パピレスなどで販売している電子コミックは、PDF形式で、見開きページになっています。 見開きページのほうが見慣れている。 DXでなくても、拡大ができるなら、見開きが望ましいのではないか。 などと思案しているうちに、いよいよ注文しておいたKINDLEが来ました。
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