KIHEHE  〜ミニ・へへ語講座〜


       タンザニア人は挨拶が大変好きである。
       あまり挨拶に時間をかけない日本人としては、英語の「How are you?」「Fine, and you?」ですらちょっと面倒だったりするのに、
       タンザニアはその比ではない。
       挨拶を重要視する国は世界にもたくさんあると思うが、タンザニアもまさにそのひとつだ。

              (*以下はスワヒリ語。)
              「Habari za asubuhi?」  (おはよう、元気?)
              「Habari za kuamka?」  (お目覚めいかが?)
              「Habari za nyumbani?」  (家はどう?)
              「Habari za kazi?」  (仕事はどう?)
              「Habari za baridi?」  (寒いけどどう?) .... 延々続く ....

       などなど、1回の挨拶に相当数の質問が飛んでくる。しつこい。
       道で偶然出会った見知らぬ人でも同様で、これらの返事として、「Nzuri」「Salama」等、「Fine」に当たることを全部に返し、
       さらにこちらからも同じような質問をして、「Nzuri」「Salama」等の返事を聞かなくてならない。
       慣れないと非常に疲れる上、朝、不幸にもギリギリに家を出てしまうと、いちいち挨拶をしながら出勤するため、間違いなく遅刻する。
       (無視してもいいけどさ。)


       ↑以上はスワヒリ語の挨拶だが、イリンガにはヘヘ族がたくさん住んでいるため、へへ語で挨拶が交わされることも多い。
       ここでは、私たちもちょっとしか知らないが、へへ語の挨拶について紹介したい。
       (*以下の「 」内は日本語とスワヒリ語。)

           まず、挨拶はカムエネ!(Kamwene!)=「こんにちは!元気?、Hujambo?」。
   これに対する返事も同じくカムエネ!(Kamwene)=「こんにちは!元気だぜ、Sijambo!」。
           これにへへ語で答えてしまうと、すかさず次の質問がやってくる。
   ムノガゲ?(Mnogage?)=「調子はどうだい?、Unajisikiaje?」。
   これへの返答は、ンディムノフ(Ndimunofu)=「OKだぜ、Nzuri」。
           ここまでできれば相手は嬉しそうに、以下のように続けるであろう。
   マカーシ?(Makasi?)=「仕事はどう?、Za kazi?」。
   そうしたらアーレ(Ale)=「いい感じだぜ、Nzuri」と答え、さらに聞き返そう。
           マカーシ ユーヴェヴェ?(Makasi yuveve?)=「そっちこそ、仕事はどうさ?、Za kazi nawe?」。

       以上。

       挨拶さえへへ語でやってしまえば、大抵の人は満足したのか後はスワヒリ語に戻る。
       だから、これで十分である。簡単なので、イリンガに来る前に是非覚えておこう。


  以下は蛇足。
 
  ★ へへ語   ★ 日本語   ★ スワヒリ語
  ・  アサンデ (Asande)   ありがとう   Asante
  ・  リタワ リャコ ナニ? (Litawa lyako nani?)   あなたの名前は?                Jina lako nani?
  ・  リタワ リャング マコト (Litawa lyangu Makoto)                マコトだぜ   Jina langu Makoto
  ・  ウィビタ クウィーヤ? (Wibita kwiya?)   どこ行くの?   Unakwenda wapi?        
  ・  ンディビタ クカーシ (Ndibita kukasi)   仕事に行くんだよ   Ninakwenda kazini
  ・  トウィウォナガ ミラウ! (Twiwonaga milau!)   また明日!   Tutaonana kesho!
  ・  パムベーレ! (Pambele!)   後でね!   Baadaye!

あと、相槌なのか何なのか、へへ族はよく「へ」と言う。 突如高音で「へ」、もしくは低い声でもそっと「へ」
・・・主に驚いた時に使われている。 ニュアンス的にも、日本語の「へ?」に似たような感じなので使いやすい。
違うのは意味的には後ろに「?」がなく、別に何か聞いているわけではないという点だ。
言葉に詰まったら「ヘ」と言ってお茶を濁そう。



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