9日目その② スフォルツェスコ城でロンダニーニのピエタを見る(10月17日)





    
10時15分。

    
サンタ・マリア・デッレ・グラツィエ教会

    
レオナルド・ダ・ヴィンチの「最後の晩餐」を見終えた私たち。






    相棒は、この教会の近くにある郵便局から荷物を送りたいと前から言っていて、

    それにどれくらいの時間を要するのか予想がつかなかったので、

    私たちは、あらかじめこの時間を別行動にすることに決めていた。





    
12時半ドゥオモ(Duomo)前にある
ヴィットリオ・エマニュエーレⅡ世像の前で

    落ち合うことにし、

    私が1人向かったのが…





    
スフォルツェスコ城(Castello Sforzesco)






    ヴィスコンティ家の城址を改築したもので、

    設計にはダ・ヴィンチやブラマンテも加わったと言われている。





    もちろん、お城そのものを見ることも目的ではあったけれど、

    私の一番の目的は、このお城の中の美術館にある

    
ミケランジェロの「ロンダニーニのピエタ」





    ミケランジェロのピエタと言えば、

    バチカンのサン・ピエトロ大聖堂にあるのが一番有名だけれど

    (サン・ピエトロ大聖堂のピエタについては、コチラをどうぞ)

    
ミケランジェロは、ピエタを4作品残している。





    1つは、言うまでもなくサン・ピエトロ大聖堂のピエタ、

    2つはそれぞれフィレンツェのドゥオモ美術館とアカデミア美術館にあり、

    そして、残る1つが、そう、
スフォルツェスコ城にあるのだ






        
←駅近くのカドルナ広場に戻ってきました





    朝、地下鉄に乗ってやってきた

    
カドルナ・トリエンナーレ(Cadorna Triennale)のある

    
カドルナ広場まで戻ってきた。

    (カドルナ広場からサンタ・マリア・デッレ・グラツィエ教会までの行き方は、コチラをどうぞ)






    サンタ・マリア・デッレ・グラツィエ教会からスフォルツェスコ城へは、歩いていける距離。

    このカドルナ広場から
ブオナパルテ通りに出ると、すぐだ。





        
←青い屋根の建物を左手に見ながらまっすぐ行くと…

        
←目の前にはすぐ、城壁が見えます!






    城壁にぶつかる突き当たり、そこを右に曲がれば、
スフォルツェスコ城の入口はすぐそこだ





        
←ブオナパルテ通り

                                       目の前には、スフォルツェスコ城の尖塔が見えてます











        
←城壁の端っこ

                                象られている紋章を良く見ると…


        
←お、折れてる…





    城壁に沿うように歩いていく。

    すると…






        
←スフォルツェスコ城

        
←門の尖塔部分

        ←時計がカワイイ

                                しかも、時間が合ってる!(当たり前!?笑)





    まあ、
スフォルツェスコ城そのものの見所は、

    
この門だけっちゅー感じではあるのだけれど

    私の目的は、この城を見ることだけではないので、

    とりあえず、道路を渡り、門に近づいてみる。





        
←スフォルツェスコ城の入口

                                     デカイっちゃーデカイですが

                                     まあ、こんなもんかと(←完全にマヒってます)


        
←通りがかりの人に頼んで撮ってもらいました

                                       撮ってもらってナンだけど

                                       なんでこの画角!?





    さらに、門へと近づいてみると…





        
←入口

        
←警備員さんとお馬さん





    パトカーならぬ、
パトホース発見!

    お城の前で見ると、なんだかかっこよく見えます。





    そして、門をくぐり、中へと入っていく。

    中に入るのは、無料だ。





        
←中庭へと出ました





    おおお。
広ーーーーい!!

    何もないけど(笑)





    ココには、これといったものも何もないので、

    サクッと通り抜け、中門へと進む。





        
←中門の前にあった彫像

                                ちゅーても誰のものやらわからず(すんまへん)


        
←正門を中庭の方から見たところ

                                       逆光もそれはそれで味があり。






    そして…





        
←この中門の下に…

        





    なかなかラブリーでインパクト大な彫像が飾られていて。





        
←だってコレですよ





    この彫刻のすぐ先に、美術館の入口があった。





        
←美術館の入口

        
←入口を入ったところ





    あれ!?

    思ったより、何て言うか……





    
人が少ない!?





    だって、
ロンダニーニのピエタですよ。

    
ミケランジェロの未完の遺作ですよ。






    私が学生時代に持ってた美術の教科書にも載っていた

    言ってしまえば、ミーハー心をくすぐる作品ですよ。





    なのに……

    
なんでこんなに人がいないの??





    おもわず入口を間違えたのかと思い、

    カウンターのオネエサンに尋ねてみるも、

    
間違いなく、ココにロンダニーニのピエタがあるという。





    というわけで、

    おもわずキツネにつままれたような気持ちになりながらも、

    チケットを購入。

    中に入ってみることにする。





        
←チケット





    チケット
3ユーロ(約420円)って………





    
安っっっ!!!!










        
←チケット売り場の奥が

                                       もう美術館です




    たぶん。

    このスフォルツェスコ城の城址か

    あるいはその関係ある建物のものだと思うのだけど。






    私にはそうした知識がないので、サパーリわからず。





        
←写真は撮り放題です

        






    まあ、ぶっちゃけた話、

    私にとっては、猫に小判、豚に真珠状態なので

    さーっと見て、次の間へ





        
←こんなものが近くで見られるのは

                                ちょっと興味深いけどね


        
←なんともシュール





    いやはやいやはや。

    これまたずいぶんマニアックなところにきちゃったもんだよ。

    進めど進めど、人がいないんだもの。





        
←タペストリーの間

        
←タペストリーもなかなかでしたよ

        
←天井には紋章が





    本当にこんなところに、ロンダニーニのピエタがあるのかしら

    チケット売り場で確認した上、

    ちゃんとしおりのようなものまでもらったにも関わらず

    どうにも不安でならない。





    だってね…






        
←次の部屋

        

        





    この光景に、シュールという以外の言葉が見つかるだろうか。





    この日がたまたま晴れて秋晴れの気持ちのいい日だったからよかったようなものの、

    もし土砂降りだったりなんかして、1人でこんなところにいてみたりなんかしたら、アータ!





    泣く。

    絶対泣く





    大体さぁ、もし私が悪い人だったりして、

    兜の1個でもかばんに入れて持って帰ったりしたらどーすんのさ。





    もっとも、絶対いらないけど。




        






    
ピエタ、まだかなぁ~





    この美術館に来たこと自体が失敗だったかと

    ちょっとばかり後悔しはじめたころ。






        
←ちょいブレましたが。

                                       しっかり‘ピエタ ロンダニーニ’とあります





    おもわずはやる気持ちを抑える。

    
ロンダニーニのピエタは、この壁の中だ。





    そして…





        
←ロンダニーニのピエタ





    
イターーーーーー!!!





    ううう。

    よかったよー。

    ちゃんと会えたよーーー






    これがロンダニーニのピエタかぁ





        
←完成してたら

                                               どんな顔になってたのかなぁ


        
←この角度、ちょっとエロいですね






    磔刑のあと、崩れるように体重をマリアに預けるイエス。

    しかし、下から見上げると、まるでイエスがマリアをおんぶしているかのよう。

    マリアの顔は、まだ完成こそしていないものの、

    慈悲深い表情のサン・ピエトロ大聖堂のピエタと違い、

    なんだかとても哀しそうに見える。





    上半身の方が、ほとんど手がつけられていないのに対し、

    イエスの足にはけっこう手が加えられていて。

    視力をなくしてもなおのみを振るい続けたミケランジェロの

    美しい筋肉へのこだわりを感じる。





        
←イエスの足部分





    そして、この美術館のびっくりすることには…





        
←ピエタの後姿





    そーなんですよ!

    
彫刻の後ろまで回りこめるの!





    どえらく厳重に防弾ガラスで守られてるサン・ピエトロ大聖堂のピエタとは

    えらい違いの扱いよう。





    まあ、見に来る観光客の数の違いや

    これまで実際に受けてきた被害の回数が違うからだろうけどねー。





    さすがにココには警備員がいることはいたけれど、

    悪い人が変なことをしないことだけをただただ祈るわー





        
←この角度がお気に入り





    ミケランジェロが死の間際まで、完成を目指し、

    のみを振るったと言われる、最後のピエタ。





    未完だからこその、憂い、悲しみがそこにはあるような気がして。

    個人的には見に行ってよかったなぁと思った。





    ミケランジェロファンには、おすすめの作品です





        
←ピエタの向かいにある

                                       ミケランジェロのデスマスク


        
←なんかこういうおじさん、今でもいそうですね











        
←美術館を出たところ





    美術館を出て、道なりに行くと。

    こんな看板を発見した





        

        






    およ。

    
絵画館(ピナコテカ)があるみたい。






    どんな絵があるかもわからなかったのだけれど、

    相棒との待ち合わせ時間までには、まだまだ時間があったので

    ちょっとのぞいてみることにした。





        
←ピナコテカの入口階段





    階段を上った先にいたチケット売り場のオネエサンに話を聞くと。

    
チケットは、ロンダニーニのピエタを見るために買ったチケットと共通で入れるけれど、

    
12時に一度お昼休みに入ってしまうので、

    30分しか見る時間がないけれど、それでよければどうぞ、

    とのこと。





    どうせタダなら、ついでに入ってみますか!






        
←ここも写真撮り放題でした

        
←近代美術もありました

        






    まあ、ぶっちゃけて言いますと。

    よほどの美術好きでもなければ、

    絶対に見るべき!とまで言うほどの場所ではなかったのだけど。






    せっかく見に行ったのに、そんな風に断じてしまうのもナンなので。

    
これは!と思った3作品だけ、ご紹介。






        




    
フィリッポ・リッピ

    
「聖人と天使たちに囲まれた聖母子像」





    数多くの聖母子像を残したリッピ。

    本当に、イタリア中の美術館に作品がありますねー





        
←この目つきがたまらんす





    同じ聖母子像でも、この人のは、また趣がだいぶ違います。





        





    こちらは、
コレッジョ(アントニオ・アレグリ)の聖母子像。

    ちょっとダ・ヴィンチとラファエロを足して2で割ったような

    いかにも




    
ルネッサンスーーーー!!





    って感じ。





    そして、もう1点、コレッジョの作品がありました。





        





    
読書する男性

    躍動感のある宗教画の多いコレッジョにあって、

    ちょっと静かめの珍しい肖像画です。










        
←ピナコテカを出たところ




    ん?

    左奥のほうに、なにやら大きな物体が…





    出口がそちらの方であることもあって、

    近づいていってみると…





        






    なにやら
ドデカイ日本人形のハリボテが。





    なんじゃこりゃ





        
←なぜ泣いているのか…

        





    土台には
That’s Butterflyと書いてあったけれど、

    何が蝶なのか、私にはサパーリわかりませんでした。






    さらに、そのままスフォルツェスコ城を出ようと、

    元来た道を戻っていくと…





         
←道の上に何か落ちているのがわかりますか?





    
お馬さんの落し物が………。。。





    キレイなものの後に、バッチィもの。

    イタリアってやっぱり不思議な国だなぁ!!