持っていたお金はわずか百六十円。友人からもらったフェリーチケットで韓国へ渡り、それから9年、人の好意と道端で披露する手品で得るささやかなお金で、今も世界を旅している。移動手段はママチャリだ。それでユーラシア大陸を横断。さらに登山経験が殆どなかったにもかかわらず、エベレストに登頂も果たしている。(2011年11月掲載された「週間文春」より抜粋)
「無一文で始める世界周遊」。はっきり言って、無茶苦茶な話である。そんな無謀といえる冒険に出ている日本人がいる。基本移動はママチャリ。そしてある時はエベレストを登頂し、ある時はガンジス河を手漕ぎボートで河下り。(2009年12月 雑誌「デイトナ」より抜粋)
40度を超える炎天下のインドを汗まみれになりながらママチャリをこいだ、自分のことを何度も「馬鹿だ」と思った、「一体何をやっているんだ俺は?」と何度も自分に聞いた。ゲロ吐き、熱が出て、おまけに下痢だ、そんな時軒下に横になりながら、自分に問う、「なにをやっているんだ」。答えは返ってこない、「ただ、そこに行けるのか、行けないのか?」。エベレストで消息を絶った、マロリーが言っていた「なぜ山に登るのか?」「そこに山があるからだ」という言葉。そんなのをまねするつもりはねぇけど「できんのか?、できないのか?」できたら愉快だ、そう快だ、何もなくても希望が持てる。(「0×0×0 TO MAX」編序文より)
2011年 2月 1日 現在地 イタリア メストレ(1st,Jan,Mestre,Italy)
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「0×0×0 To MAX」編
「海抜0m」「所持金0円」「0燃料」の三つの「ゼロ」から世界最高峰のエベレスト山頂を目指す物語。人力による水平移動3000km以上(インド縦断)、高低差8800m以上(海抜0mからエベレスト山頂)、気温差80℃以上(+40度以上から−40度まで)の過酷な旅。
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「Return to 0」編
勢いで世界最高点に達した作者が今度は「海抜0m」まで人力で目指す。途中インドの聖ガンジス河1300kmを35日間かけ手漕ぎボートで下る。途中で船が沈没し荷物が流されたり、河賊に襲われたり、逆流に押し戻されたり果たして海までたどり着けるのか?
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「カスピ海横断」編
ガンジス河下りで手漕ぎボートの味をしめた作者が、世界最大の湖カスピ海の手漕ぎボート横断を試みる。琵琶湖の533倍の広さって??
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