勤医協中央病院ACLS委員会
内科医長 循環器内科 委員長 河野龍平
病院の中というのは、院外と比較して急変の起きやすい場所です。医療従事者にとって心肺蘇生というのは、目の前で命を落としそうな患者さんを助けるために必須のスキルです。勤医協中央病院には、医師・看護師だけでなく、リハビリ技師・臨床工学技士・事務職など、すべての職種で構成されるACLS委員会という組織があります。この委員会は「Preventable death(避けられた死)を無くす」というのを最大の目標に日々活動しています。最も重要な役割は心肺蘇生の啓蒙活動で、2か月に1回のBLSコースを中心に、ACLSコースや、職員・患者・患者家族に対する短時間の学習会なども担当しています。内容は「Guidelines for CPR and ECC 2005」および「救急蘇生法の指針2005年度版」を元にしており、筆記試験・実技試験も行っています。当コースは日本医師会の認定を受けており、認定内科医の申請にも使えるものとなっています。
コース運営以外にも、院内の心肺蘇生の環境整備も担っています。具体的には、心肺蘇生の際の記録用紙の作成や、蘇生に関する統計、AEDの設置場所や緊急時使用の薬品の検討、実際に行われた心肺蘇生の振り返りを行っています。
私たちはこれからも、亡くならなくてもよい人を亡くさないようにするために活動を続けていきます。
※ACLS(Advanced Cardiovascular Life Support)
※BLS(Basic Life Support)