心臓リハビリテーション
リハビリテーション部 心臓リハビリ室 理学療法士 赤坂拓海
2007年6月、当院は心臓リハビリ実施施設(心大血管リハビリ1)の施設基準を取得し、入院(急性期〜亜急性期)から外来(回復期〜維持期)の心臓リハビリ診療を実施しています。
リハビリテーションという言葉から、運動器疾患や脳血管疾患など肢体運動機能障害、日常生活能力が低下している患者さんに行う機能回復訓練や運動療法をイメージされる方が多いかと思います。現在、リハビリテーションは保険区分で脳血管疾患等、運動器、呼吸器、心大血管の4つに区分され、心大血管リハビリに関しては施設数がまだ少なく、普及も不十分だと感じております。
心筋梗塞、狭心症、心臓手術後、心不全の患者さんは、心臓機能低下により体力が低下しています。また、どの程度の運動が安全かわからないですし、発作の不安もあります。かつては心疾患を持つ方は安静を保ち、運動は禁忌、というのが一般的でした。現在は、絶対安静が必要という状態はほとんどありません。心臓リハビリは、心疾患改善・予防、運動耐容能(体力)改善、QOL(生活の質)改善を目的とします。
心臓リハビリのプログラムは、ウォーミングアップ、歩行運動、トレッドミル、自転車エルゴメーター、レジスタンス運動、卓球、フィットネス運動、クールダウンなどを組み合わせて1回1時間程度行います。運動プログラムは医師や看護師と常に連携し、年齢・体力・病態に適した内容で実施し、心疾患急性期のリハビリから維持期の在宅運動療法まで包括的なフォローを目指しています。
心臓リハビリは循環器専門医、理学療法士が診療にあたりますので、お気軽にご相談ください