
LivePictureViewerを使ったパノラマでは、上下を含んだ画像を楽しむことができます。また、JPEG画像とテキスト形式の設定ファイルからなっており、高価なツールで専用フォーマットに変換する必要が無いため、Windowsユーザーでも気軽に取り組めるのがうれしいところです。
※これまで水平方向しか見えなかったQTVRが5月より天地を含むCubicVRに進化し、非常に魅力を感ずるところですが・・。
以下では、このページで掲載しているパノラマの作成方法等をご紹介します。
●必要なファイル
LivePictureViewerプラグインを使ったパノラマを掲載するページを作るのに必要なファイルは以下のとおりです。それぞれのサンプルは、説明文の中で紹介します。
(1)ソース画像(JPEG形式)
(2)IVRファイル(設定ファイル)
(3)HTMLファイル(ページのソース)
(4)サムネイル画像(プラグイン未対応者用:適宜)●必要なアプリケーション●
(1)Bryce3D,VistaPro2などの3DCGアプリケーション
パノラマのソース画像の元になる画像を描画するのに用います。
(2)Microsoft Photo Editorなどのフォトレタッチソフト
個別の画像をつなぎ合わせ、ソース画像をつくるのに用います。
(3)Notepad(メモ帳)などテキストエディタ
LivePictureパノラマの設定ファイル(IVRファイル)やHTMLの編集に用います。
(4)LivePictureViewerプラグイン
これがないとパノラマを表示できません。LivePictureプラグイン(1140KB)は、トップページからリンクしているLivePictureのサイトからダウンロードできます。
※PhotoVista
通常のカメラで撮影した写真をつなぎ合わせてソース画像を作成にはこれが必要です。以下で紹介している方法で定型画像をつくるだけなら必要ありません。PhotoVista体験版(4492KB)は、トップページからリンクしているLivePictureのサイトからダウンロードできます。●基本的な考え方●
Bryce3Dのパノラマレンダーで得られる画像は円柱投影画像で、QuickTimeVR用の画像を作成することを目的としています。このため真上と真下が切れてしまうほか、一定の距離より近いオブジェクトがレンダリングされないなどさまざまな不都合があります。
LivePictureViewerのパノラマにはSphare(球面)、Cylinder(円筒)、Cube(立方体)の三つの投影モードがあり、それぞれIVRファイルの設定によりパノラマを生成することができます。このうち、天地を含んだパノラマを作るのには、立方体モードを利用します。立方体モードでは、正面、右、背面、左、真上、真下を描いた6枚の正方形の画像を縦に並べたソース画像から360度パノラマを生成します。
※天地を含んだ360度パノラマを表示する方法として、QuickTimeVR、iPixを用いる方法があります。QuickTimeVRでは、いかに紹介するのと同様の手順でソース画像を作成したのち、オーサリングソフトで一気にQTVR用ファイルを生成します。ファイルサイズがコンパクトで、つなぎ目や動作もスムーズなのが魅力的ですが、オーサリングソフトがMac用しかないため、Windowsユーザーは手が出せません。IPIXは画角180度の魚眼レンズで反対方向を撮影した2枚の円形画像をもとにパノラマを再現します。もっとも、IPIXは製作するごとに料金がかかるので注意が必要です。●画像サイズ、カメラの設定●
画像サイズは任意ですが、縦と横のピクセル数を同じにして、正方形画像になるようにします。
描きたい風景をモデリングしたら、カメラの位置を決めてレンダリングしますが、このときカメラの画角は6枚で前後左右上下をぴったりカバーできるように設定します。Bryce3Dの場合は112.5度、VistaPro2では「広角(焦点距離16mm)」に設定すると、周囲をくまなくカバーできます。
お使いのCGアプリケーションでパノラマ用立方体画像を描くためのセッティングを見つけるには、ワールドセンターに立方体を配置し、その中心にカメラを設置して、そのカメラのビューで正面の面のみがレンダリングされるような画角を探すのが手っ取り早い方法です。カメラの画角がワイヤーフレーム等で表示される場合は、Side View等で画角を表す線が立方体の頂点を通るように調節してもいいでしょう。
Strata Vision3dの場合はカメラの設定は以下の通りです。(情報提供「だぁ〜んな」なべさん→My Favoritesを参照)立方体モードのソース画像を作るには、カメラの位置はそのままで6方向の画像を描く必要があるので、Bryce3Dの場合は6つの方向をメモリドットに記憶させてからレンダリングにとりかかると便利です。アニメーション機能をつかうと一気に6枚の画像を連番(BMPシーケンス)で描かせることができます。位置や向きは任意で良いです。ただ、初期位置が斜めを向いている場合。カメラを回転させるのにトランスフォームコマンドだと設定が難しいので、ウィンドウ向きをカメラの真上とか真横に設定した上でオブジェクト回転ツールで回すのが良いかと思います。(←これも結構大変ですが)
- ツールパレットでカメラオブジェクトを作成する。この時カメラが大きかろうが小さかろうがサイズ変更をしない。サイズ変更するとオブジェクトセンターが移動してしまう可能性があるからです。要は新規作成した時のオブジェクトセンターを変更しないことです。当然再センターはしてはいけません。
- カメラウィンドウを開き、サイズを決める(正方形)。
- カメラオブジェクトを選択して、モデリングメニューのオブジェクト編集を選ぶ。
- 焦点距離を0.000883m、スケールを0.01に変更。(Vision3dの初期設定だと「インチ」になっているはずで、「インチ」でこの数値を入れると超広角になってしまいます。編集メニューの定規の設定で「メートル」に設定したうえで焦点距離に0.000883を入れてください。「メートル」で入力してしまえば後は他の単位にしても自動的に変わります。スケールは0.01のままです。)
- 90°づつ回転させてレンダリング。
●立方体ソース画像の作成●
6方向の画像が描けたら、フォトレタッチソフトでそれらをつなぎ合わせます。仕上がりはこの画像のようになります。
横幅は個々の画像と同じ、高さは個々の画像の6倍のベース画像を新規作成し、ここに上から順に正面、右、背面、左、上面、下面の画像を敷き詰めていきます。6枚の画像を貼り付け終わったら、適当な名前をつけてJPEG形式で保存しておきます。隣り合う画像の境界部の色合いが大きく違うとJPEG投影時に色が混ざってしまい、パノラマ投影時につなぎ目が目立つ場合がありますが、圧縮率90%以上で保存しておけば、あまり問題はないようです。
●IVRファイルの編集●
ここを右クリックしてIVRのサンプルファイルをダウンロードし、メモ帳などのテキストエディタで開きます。末尾の「sample.jpg」となっている部分を、先ほど用意したJPEG画像のファイル名に書き換えて保存します。IVRファイルの名前を変える場合は、あとでHTMLファイル中のIVRファイル名も変える必要があります。
●HTMLファイルの編集●
ここまでくればもう一息です。
ここを右クリックしてHTMLのサンプルファイルをダウンロードしてテキストエディタで開き、「sample.ivr」と書いてある部分を先ほど設定したIVRファイルのファイル名に書き換えます。
このサンプルHTMLでは、LivePictureプラグインをインストールしていない人が見た場合にお断りを表示するためにサムネール(縮小見本)画像を拡大表示させるようにしているので、このファイル名も適宜書き換えてください。また、パノラマ表示エリアの下に「ソース画像」というリンク(ソース画像を表示する)を設けてあるので、このファイル名を用意したソース画像のものに書き換えるか、削除してください。
あとは画像の説明文やタイトルをつけて完了です。
◆ Photo vista Gallary LivePictureViewerによる360度パノラマが満載です。PhotoVistaというパノラマ作成ソフトを用いてつくったパノラマ写真が中心で、LivePictureViewerユーザーは必見。
◆ホームページにパノラマをつかおう!:LivePictureホームページに掲載されているパノラマ作成に関する記事で、事例や製作講座などがあります。IVRファイルの設定など、技術上のアドバイスも掲載されています。