モンゴル地域研究講義    『日本農政の戦後史』Y 1970年代前期 稲作減反農政の登場



(1)最後の高度成長からスタグフレ−ションへ

 1)国際的インフレ下の日本の財政・金融

  ドルショック。ニクソンショック。金とドルの交換停止。

  日本は不況から脱出。

  思い切った財政・金融の積極的膨張策。「日本列島改造論」金融大緩和。銀行資金貸し出し。土地・株式・商品投機。超高度経済成長。

  オイルショック。狂乱インフレ

 2)最後の高度成長からスタグフレ−ションへ

  自然環境の破壊。過疎と過密。輸出向けの重化学工業設備投資拡充をすべてに優先させる。

  1972年国連人間環境会議 only one earth

  パンダブ−ム、ワインブ−ム、ビジネスホテル、オ−ディオ、エアコン、海外旅行ブ−ム

  企業倒産、戦後最多の1万1千件。完全失業者数100万人をこす

 3)ぬきさしならぬ借金財政の始まり

  1965年以降、好況の時には建設的国債。乱発し、落ち込むと、あらゆる国債。累積してゆく

(2)稲作減反と列島改造論

 1)稲作一割減反から三割減反へ

  米価据え置き。転作奨励金公布

  1971年世界的な食料不足。危機。

  こどもに農業をつがせる自信がなくなった。「食糧管理法死守」

 2)山が谷あいをかけおりてくる

  耕作放棄。植林。山村の貧困化。林業の低迷

 3)土地買い占めブ−ムと列島改造論

  土地投機、地価高騰。農民の希望なくした時に土地が売りやすくなる。道路建設

 4)第二次農業構造改善事業の二面性

  近代化。土地の流動化

  自由化の前に土地は動かない。土地は保険

 5)1972年8月の農業生産組織の概況


Z 1970年代後期 長引く消費不況下の農産物市場



(1)財政危機・消費不況下の労働者の生活

 1)スタグフレ−ション下の財政危機

  ゼロ成長。財政赤字の定着と拡大。国債・地方債の累積

  自動車・機械は好調。貿易黒字が定着

  消費税構想(大平内閣)

 2)企業「減量」化と国際競争力

  人べらし。雇用調整

 3)消費不況下の労働者の暮らし

  家計のやりくり。服飾、食費

(2)あらたな米生産調整と農産物市場

 1)1970年代の日本型農業機械化の進行

  中規模機械。減反で大型機械が買えない

 2)罰則つきの第二期米生産調整策の登場

  過剰米を援助米に

 3)農村総合整備や地域農政特別対策など

  条件の良い農家を支援する

 4)Uタ−ンの青年が農業を担う

 5)依然忙しい農家婦人

 6)全般的過剰にむかう農産物市場

  内需不振、外国産農産物の輸入拡大、転作作物の競争拡大


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