コガネモンビン
(ウルシ科) Spomdias lutea Linn.
 
 コガネモンビンは熱帯アメリカ原産の中高木である。プエルトリコやキューバなどカリブ海の島々に多いが、まとまった栽培はない。またハワイ、フロリダ、ジャワ、西アフリカなどでも栽培されているが、重要作物という扱いではない。ただしブラジルでは、今後栽培を伸ばすことを予定しているのか”tapereba (spondias mombin )”の名前でリーフレットが作られていた。
 コガネモンビンの果実は、長径5cm前後、重量40〜50g程度。果肉は繊維質で糖度(Brix.)7〜8度で酸味があるがインパクトのある味ではない。またリンゴが腐敗した様な香りがし、原種に近いマンゴーの様な印象を受ける。樹形が良く、果実がたわわに実るので庭園果樹として扱いが妥当であろう。ブラジルではジュース等の加工原料として利用を考えている様だ。糖度(Brix.)は管理人が測定したところ7.6、8.0、ブラジルの資料では糖度(Brix.)8.5、酸度1.56とやはり生食果樹には適さない糖酸比率と言えそうだ。
 優良品は甘く香りが良いと「世界果樹図説」にはあるが、良品は少ないらしい、との補足説明がある。
 石垣島では、2月中旬に熟している果実を確認したが、8月にも未熟果が結実しているのを見た。年中結実するタイプの果樹なのか、興味深い。ブラジルの資料では、収穫期が1月から5月となっている。

コガネモンビンの果実


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