レッドピタヤ、ドラゴンフルーツ(赤皮赤肉)、紅仙蜜果
(サボテン科) Hylocereus costaricensis (Weber)Beitt & Rose
 
 レッドピタヤは、果肉が赤い、ピタヤである。
 レッドピタヤはホワイトピタヤと比べ果肉が小さく、丸味を帯びている。また果実全体の紅色が濃く、鰭状の突起の先端まで赤くなるものも多い。

 レッドピタヤには亜種(品種?)が非常に多く、数十種にもなると云われる。しかし一部の亜種を除き、形態的、品質的な差は小さく特筆すべきものではない。亜種間で一番差が出る形質は大きさと云われるが、栽培方法により大果の亜種でも小果になるため適正管理を徹底することが肝要である。

 レッドピタヤの茎はホワイトピタヤと違い、茎の縁に白いラインがなく緑色一色であるため区別できる。またレッドピタヤの棘はホワイトピタヤと比べ固く鋭い。

レッドピタヤの果実

 レッドピタヤの果肉はホワイトピタヤと比べると甘味が強いものが多く、また水分も多いため食べやすい(水分が多いため甘味を強く感じるのでないかと考えられる)。
 レッドピタヤの果肉色素は天然色素としても注目を集めており、今後様々な加工品の着色に利用されるものと思われる。


レッドピタヤの果実断面

 果実の外観、果肉ともに赤色色素が強いレッドピタヤであるが、それは花の蕾でも言えるようでレッドピタヤの蕾は紅色がかっている。しかし開花した花はホワイトピタヤ同様純白である。

レッドピタヤの蕾 

 レッドピタヤの受粉では自花親和性がホワイトピタヤやイエローピタヤと比べ低く、安定着果のためには人工授粉することが望ましい。単一品種のレッドピタヤだけを栽培していると一つも結実しないこともある。またホワイトピタヤと比べると果実が小さいことが気になるレッドピタヤであるが、ホワイトピタヤの花粉を人工授粉すると果実が大きくなる傾向があるらしい。しかしレッドピタヤの開花時期はホワイトピタヤと比べると長い様で(沖縄では4月末〜10月中旬)、第1回目の開花と最後の開花ではホワイトピタヤの花粉が使えないことが多い。そのため台湾では相互受粉可能なレッドピタヤの品種群(レッドピタヤ1号)を開発した様である。

 レッドピタヤの花は他のピタヤ同様夜間に咲き、翌朝にはしおれる。


レッドピタヤの花


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