ポンドアップル、イヌバンレイシ、イケリンゴ
(バンレイシ科) Annona glabra L.

 ポンドアップルは熱帯アメリカ原産の常緑小高木で、大きなものでも樹高は15〜16mを超えない。沖縄では5m内外のものが多い様である。
 果実は多汁ではあるが酸味と樹脂臭が強く、食用とはならない。しかし樹勢が強く、水はけが悪い土地でも枯れにくいため、以前はアテモヤなどの台木として利用されていた。ところがポンドアップル台木にアテモヤを接いでも不親和性が強く、接いだ箇所からポンドアップルの新芽が出たり、結実不良となるため近年ではアテモヤの台木として利用されることはない。
 アテモヤの台木として役目を失い、現段階では実がなる観賞用植物でしかないポンドアップルであるが、イラマーやビリバと云った沖縄では馴染みの薄いバンレイシ科果樹とは親和性がある様なので、別の果樹の台木として利用される日が来るかもしれない。また葉が駆虫剤やリュウマチ薬に使われるらしい。

ポンドアップルの果実

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