サポジラ・チューインガムノキ・ツリーポテト
(アカテツ科)Achras sapote L.

 サポジラの原産地は熱帯アメリカ原産で、現在では西インド、インド、アフリカ、南洋方面など広く熱帯諸地方で栽培されている。
 サポジラの樹皮を傷つけ採れる樹液は粘性に富み、加熱するとゴム状物質のチクルガムというチューンガムの原料になる。ものの本によるとコロンブスが西インド諸島到着時に、インディオ達がチクルガムを噛んでいたらしい。余談ではあるが、沖縄のご老人方の話では、子供の頃にガジュマルの樹液で同様のガムを作って噛んでいた、とのこと。

サポジラの果実

 サポジラの果実は外観がジャガイモに似ていることからツリーポテトと呼ばれる。沖縄では経済栽培地はないが、庭木として植えられているのを見かけ露地でもよく結実している。果実収穫時期は果実が十分太り、やや色あせた頃であると思われる。固い果実を数日常温で保管し、柔らかくなった頃に冷蔵庫で半日ほど冷やして食べるのが良いと思われる。または、柔らかくなった果実の果皮を剥き、果肉を適当な大きさに切ってから冷凍庫で保管し半冷凍にしてから食すると天然のシャーベットとなり食べやすい(サポジラは甘すぎると思われる方にお奨め)。未熟な果実はタンニンとゴム物質を含むので、充分に追熟させてから食べることを勧める。
 サポジラの果実は甘味が非常に強く、酸味はまったくなく、少しジャリジャリした食感がある。例えるなら、みずみずしい干し柿、である。

収穫されたサポジラの果実


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