トゲバンレイシ、ササップ、オランダドリアン
(バンレイシ科) Annona muricata L.

 トゲバンレイシは西インド諸島原産の常緑小高樹である。現在では世界の熱帯、亜熱帯地域で栽培されている。トゲバンレイシはバンレイシ科の果樹の中で一番果実重量が重い(1果重1〜2kg程度で、大きなものは6圓鯆兇┐襪海箸發△襦鵬娘である。果実が大きくなるため1樹当たりの着果個数は15〜25個程度しかつけないらしい。沖縄では8月頃に収穫できそうであるが、安定着果が難しいのか1樹に3個以上の果実がついている樹を見ることは少ない。ただし着果が不安定な樹は台風被害をよく受けていることから、防風対策をしっかりすれば結実が良くなる様にも思われる。
 収穫は果実表面の棘の色が艶のある緑色から、くすんだ緑色や黄緑色に変色した頃と言われている。果実は棚持ちが悪いため、早めに出荷する。
 管理人は未だトゲバンレイシを食したことがないが、文献によれば果肉は白く、海綿状の繊維の中に果汁が充満し、リンゴ、バナナ、パインアップルを混ぜた様な風味と香りがあるらしい。果実は生食しても良いが硬い繊維が多いため、シャーベットや清涼飲料の原料とされ、発酵飲料も作られる。

トゲバンレイシの果実

 沖縄ではトゲバンレイシの花は春から秋にかけて開花する。

トゲバンレイシの花

 果実は結実初期にはラグビーボール状であるが、果実肥大に伴い崩れた円錐状になる。
 果実の肥大速度は早く、6月上旬に長径15cm程度の未熟果だったものが、7月下旬には長径50cm近くの果実に成長する(下の写真と上の写真は、同一の果実を撮影したものである)。

トゲバンレイシの幼果  


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