スターアップル、スイショウガキ、
カイニット、ホシリンゴ、ミルクフルーツ
(アカテツ科) Chrysophyllum Cainito L.
 
 スターアップルは西インド諸島および中米原産とされる常緑中高木で、高さ10〜15mになる。葉は卵形または長楕円形で表面は濃緑色で光沢があり、裏面が黄金褐色で繻子状に輝く。この様に美しい樹なので、庭木や並木として利用されることが多い。
 沖縄では春〜初夏にかけて小さく白い花が咲くことがあるが、実生栽培の場合10年以上たたないと開花しない様である。台湾高雄にある鳳山熱帯果樹園芸分所では12年樹にして初めて開花した様だ。また沖縄県内では開花はするが結実しない20年樹が結構ある様だ。
 沖縄でのスターアップル結実期は7月頃で、果実は直径5〜10cm程度の球形か卵形をしており表面は平滑、で果皮色は鈍紫色と淡黄緑色の2タイプある。

スターアップルの果実


 果肉色は果皮と同色で半透明。
 ゼリー状の果肉は柔軟でやや顆粒状で白い乳液を含む。味は滑らかな甘さで酸味はなく、淡泊な風味である。食感は良いが味のインパクトに欠け、好き嫌いの対象になりにくい果樹の印象が強い。ただし果実を上下に分割すると果実中心から放射状に白い帯が走り、星の様に見え(本果樹の名前の由来)盛りつけた際の視覚効果は高い。

スターアップルの果実断面

 スターアップルは通常実生繁殖されるが、その場合多量に結実する樹とそうでない樹が生じるため芽接ぎや熟枝の挿し木、取り木などによる栄養繁殖が望ましい様だ。東南アジアでは優良品種が接ぎ木で定植後1年で結実すると云うから、国内でも接ぎ木苗が出回れば扱いが変わる果樹ではないかと期待される。

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