ストロベリーグアバ、テリハバンジロウ
(フトモモ科) Psidium littorale Raddi.

 ストロベリーグアバはブラジル原産の常緑低木である。葉は光沢を持ち、グアバの仲間と言うよりガジュマルに似ている。
 糖度は10〜13度と甘く、酸味も適度に感じられ、果肉は果汁は多く、果肉中の繊維は少なく、イチゴに似た強い芳香があり、イチゴとグアバを合わせた様な味がして美味しい。しかし、果肉中に細かく固い種子を多く含むこと、果実が小さい(10〜16g程度)こと、完熟したものは棚持ちが悪いこと、などの理由から沖縄では経済栽培産地はない。

 沖縄では主に庭木として植えられたり、圃場周辺に数本が植わっている程度である。果実はよく結果し、沖縄では7月中旬から8月中旬頃が収穫時期で、グアバよりやや早い時期に収穫される。

 変異が少ないので実生で増やされることが多いが、挿し木や芽接ぎも可能である。樹勢は強く、干ばつにもよく耐え、耐寒性もあり(成木になると−7℃まで耐えるとか)、土も排水性さえ良ければ大丈夫な様だ。

 ストロベリーグアバには果皮が黄色く、果実の大きさが大きく、食味の良いイエローストロベリーグアバというバリエーションがある。

ストロベリーグアバの果実

 ストロベリーグアバと普通のグァバの違いは、葉をみれば一目瞭然である。グアバの葉にはツヤはないが、ストロベリーグアバの葉はクチクラ層が発達しているらしくツヤがある。
 ストロベリーグアバの異名「テリハバンジロウ=照り葉バンジロウ」の名前の由来がここにある。
 ストロベリーグアバは豊産性であるため花の時期には、白く小さな花がたくさん着くので美しい。果実も赤色に熟したものは鑑賞価値が高いので、庭木にするには良い果樹である。
 

ストロベリーグアバの花
 

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