スモモ
(バラ科) Prunus salicina Lindley
 
  スモモの原産地は、欧州の東部及びアジアの中西部と云われているが、日本への伝来は古く、神代の昔に伝来したとも云われる。沖縄への導入は、昭和8年に台湾から花螺李(カラリ)種が農業試験場国頭支所のが最初で、その後昭和30年頃に奄美大島から2品種が導入された。その後も、果実が大きく、品質の良い温帯性の品種も導入試作されたが、低温不足で着果が悪く、現在では加工用品種である花螺李を中心に栽培されている。

スモモの果実

 花螺李は、台湾新竹の原産であり、樹勢は中位で開帳性である。
 沖縄での収穫時期は、5月中旬〜6月上旬頃である。果形は偏球形で、果実重量は約40gとスモモの中では小さく、果皮、果肉ともに暗赤色に着色し、完熟すると黒紫色を呈する。果肉は固くしまり、酸味が強いので、生食用には適さず、果実酒など加工用に適する。
 沖縄での栽培量は、近年急激に減少している。減少の原因は、栽培樹、生産者の老齢化と後継者不足が主とされている。


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