臨死体験・気功・瞑想

覚醒・至高体験の事例集  光をともなう場合

中島道子さん

  2003年10月にカナダのモントリオールに4年前から住んでいる中島直 子さんという方からメールをいただきました。彼女も「臨死なき臨死体験のような 体験」をしているとのことでした。私が、メルマガ『精神世界と心理学・読書 の旅』でフィンドホーン関連の本を取り上げたこともあって、メールをする気持ち になったとのことです。

以下彼女のメールから。

「‥‥今回メルマガでフィンドホーンを取り上げて頂いたからか、お返事を差し上 げたくなりました。というのは、フィンドホーンに出かけたことがきっかけで人生 が大転回し、予想もしなかった超常現象と言われるものを体験し始め、その挙げ句 50歳になってから初めての外国暮らしが始まったからです。これまで新しい生活 に適応することに必死で、この体験について書く時間がありませんでした。」

「私自身はフィンドホーン滞在直後の旅行中、突如出会った天使からの言いつけに 従い、『私の人生について英語で』書いてきました。本の第1巻の原稿は仕上がっ ていますが、第1巻終了時点以降の大転回からは今丁度書き始ようとしていたとこ ろです。この中にその「光の体験」も必ず入ります。 フィンドホーンという私にとって意味ある体験を絶妙のタイミングで取り上げていただき、光の体験についても深く思い出すきっかけとなりました。このシンクロ 二シティに驚き、やはり書き始める時だという思いが深まりました。ありがとうご ざいました。」

そして中島さんは、2回目のメールで、その体験を詳しく書いてくれました。ぜひメルマガおよびこの事例集に紹介したいと思い、お願いしたところ承諾をいただきました。以 下がその体験です。


■フィンドホーンと光の体験(1)

◆スコットランドの「見覚えのある景色」

‥‥今週もフィンドホーンの本を取り上げてくださったので嬉しく読ませていた だきました(Noboru注=『精神世界と心理学・読書の旅』(第35号)で『フィンドホーンの魔法 』を取り上げたことを指す)。色んなことが全てフィンドホーンがきっかけになって起こったように感じられる私には、大きなシンクロニシティに感慨深いものがあります。やはり本の続きに取りかかる時なのだと感じます。 光の体験に直接関係がないかもしれませんが、天使にあった体験をまず書かせて ください。

フィンドホーンでの1週間を終え、僻地にあるフィンドホーンのリトリートハウ スへ1週間の物資を運ぶ為の小さなバスに同乗し、目的地に向かう途中の出来事で した。バスが神秘的なネス湖畔を通りすぎ、何の変哲もないスコットランドのあり ふれた景色の中を走っていた時、突然「見覚えのある景色」に出会いました。木々 と川、遠くの山、浮かぶ雲と日差し。これを見てドキッとしました。子供の頃何度 も何度も夢で見ていた、その景色だったのです。

一瞬でしたが、もしここにまた来ることがあるとして、この景色に会える可能性はどれくらいあるだろう、と考えま した。ここを通っても同じ季節の同じ時間でないと、太陽のあたり具合が違う、そ れに太陽が出ること自体少ないから、曇っていたり霧がかかっていたらこの場所に きてもこの景色には会えない、と思いました。

次の瞬間、「私は以前ケルト民族と して、ここに住んでいたことがある」ということを知りました。理性も吹っ飛び、 ただ、疑う余地なく「分かってしまった」という感じです。そして涙があふれ、と どまることがありませんでした。なぜ泣いているのか、嬉しいのか悲しいのかさえ分からず、ただ溢れる涙をどうすることもできずにいました。

◆バスの中に真っ白な光が立っている

川をフェリーで渡るため一旦下車して初めて、この状態がおさまりました。多分 1時間以上泣いていたと思います。この出来事で、私の理性の枠は吹っ飛んだよう です。 その後バスはさんさんと降り注ぐ日差しの中、なだらかで美しい丘を縫うように走り始めました。バスに乗っているのはドライバーを含めて11人。すっかりうち とけ、カセットテープの美しい音楽が流れる中、みんな暖かな日差しと外の景色に見とれていました。

突然、バスがフワッと持ち上がったように感じました。アレッと思った次の瞬間、 喩えようもなく精妙でパワフルなバイブレーションに包まれました。バイブレーシ ョンには紛れもない名前がありました。「この地上のものではない絶対的な愛と平和」という名でした。これも疑う余地なく、瞬時に分かってしまいました。至福感 が身体と心を満たし、溢れ出るようでした。

いったいこの波動はどこから来るのだ ろう、とたどっていくと、運転席の隣の空間に2メートル位の楕円形の真っ白な光 が立っていて、そこから発せられるものだとわかりました。真っ白な光は細かなダイヤモンドを散りばめたようでもあり、きらきらし、透明で、とても明るいのですが、直視しても目が眩むなどということがありませんでした。今回は幸福のあまり涙があふれました。体はバイブレーションのために震動し、心は全開状態になって、 涙、涙、でした。 バスがなだらかな丘陵地帯を抜け、平坦な道に出る迄の間、少なくとも5分か 10分(時間の感覚が全くなくなったのでよくは分かりませんが)、その状態が続 いたと思います。そしてまたまた1時間くらい涙が止まりませんでした。

自分が何を体験したのかは分かりませんでしたが、高揚感とこの上ない幸せな感 じはこのあと5日位薄らぐことはありませんでした。その後帰国しましたが、ロン ドンの空港で待ち時間にふと表紙の色が気に入って買い求めた本を機内で読み始め、 その第1ページに自分がした体験と同じ体験が語られており、驚きました。本のタ イトルを改めて見ると、天使に遭遇した体験集だったので、「ああ、あれは天使だ ったのか!」と納得した次第です。

◆「書きなさい!」

出会ったのが天使だと知った後しばらくして、「書きなさい!」という小さな声 が聞こえ始めました。最初は想像だろうと無視していましたが、無視すればする程 声は大きくなり、命令口調になりました。「書けって言ってるの?」と尋ねると 「そうだ」「じゃ何を書くの?」「おまえの人生」ということでした。これも「冗談でしょう、何も書くようなことはないんだから」と無視すると、更にしつこく言われ続けました。

日本に帰っても、ストーカーのように声は付きまとい、気がつく と、ずっと英語で語り掛けているのでした。「エエッ!英語で書けって言ってる の?」と驚いたのですが、「英語で」「おまえの人生を」「書け」これを繰り返す ばかりです。あまりのしつこさに「わかった、言う通りにするから」と受け入れま した。 以来その声は消え、人生がひっくり返り始めました。

まず、ツインソウルに出会い、過去生で一緒だった時の「やり残し」のような感情を体験しました。(後日チャネラーから、出会っているのはツインソウルだと知 らされ、自分の感情に納得できました)4ヶ月後、スコットランドで出会った天使 のメッセージをチャネリングしてもらう機会があり、その際何と、28年一緒に過 ごした「夫と離婚するように」と命じられました。「世界を旅して回るだろう、そのベースは日本ではない」「別の人が与えられるだろう」などとも言われました。 驚いたことに離婚は1週間後に平和に成立、そして1年半後には思いがけずカナダ人と結婚し、外国暮らしも始まりました。


■フィンドホーンと光の体験(2)  

◆体外離脱の体験

離婚を引き受けた頃から(あとで振り返れば、の話しですが)、睡眠中に体外離脱を体験するようになりました。最初は身体に戻る時の、ギュー、ギューッと狭い ものに押し込められる不快感を味わうことから始まりました。しばらくして眠っている自分を1.5メートルくらいの高さから見ているという体験。そしてあちこち移動する体験に進みました。

日本のある場所に行った後、次の瞬間にはカリフォルニ アにいました。日本のある場所は、自分が前の夫と一度行ったことのある、彼にと って大切な場所です。カリフォルニアのその場所は行ったことがなかったのですが、 今度行けば必ずその場所に立つことになると「分かって」いました。事実2週間後 に出かけた際、その場所を訪れることになりました。今の夫がキャンプを始めた場所でした。無論その頃は、夫になる人が誰かなど知る由もありませんでしたが。

体外離脱の体験は、意識が非常にはっきりし、全てがくっきりしているので夢で はないと確信できました。フィンドホーンに行く9ヶ月前まで、私は、自分がスピ リチュアルな人間だと思ってはいましたが、いわゆる精神世界の本とは全く縁がな く、自分が体験することになった経験なども、否定こそしなかったものの、特に 関心も、あこがれも全くもっていませんでした。ですから少し驚きましたが、 「ふーん」という感じで起こっていることを受入れることができました。

フィンドホーンに行ってから光の体験をすることになるまでの約1年3ヶ月の間 に、これまで書いてきたことのほかに、UFOを見たり、別の波動(名前)を持つ天使に会ったり、部屋がバラの香りで満たされたり、私の魂の永遠の名前を知った り、鳥が話し掛けてきたり、友人の頭痛を直したり、死にかけている鳥を生き返ら せたり(両方とも偶然で、しようとしたのではありません)、色んな啓示を受けた り、と、あまりにめまぐるしく色々起こったものですから、ただ日常生活に支障を きたさないようにしながら、体験についていくのに精一杯、勤務の合間に本を書く のに精一杯、という状態でした。

◆光・絶対的なふるさと

光の体験(臨死のない臨死体験)は私にとって非常に意味のある日に起こりまし た。この頃には本の第1巻はほぼ書き上がって、啓示で示された「将来一緒に何かする人」(=今の夫)に原稿を渡してありました。

睡眠中(多分体外離脱していたと思います)突然光のただなかにいました。トンネルを通ったわけでも、個別の多くの光のいる場所を通ったわけでもなく、終着点の(と思われる)光そのものの中にいました。それは黄金の光で、非常に明るく、 でも眩しくはなく、この上なくあたたかで、この上なく平和で、広く深く、相対す るもののない全てが一つの場所、絶対的なふるさと、やすらぎ、喜び、すべての源 でした。愛そのものでした。そこにいると心からくつろぎ、安心し、安定し、本来 の姿に帰ったと感じました。

目が覚めてすぐ「これは彼とあなたが二つの身体を取る以前の、一つの魂でいた 時の状態です」そして続いて「これは全てのものが一つであった時の状態です」と 告げられました。心の底から納得できました。

光の世界と、出会った天使の光とバイブレーションとを比較すると、天使の方は 「地上のものでない天上の愛と平和」ではありますが、それはまだ個別的というか 動的というか、バイブレーションが荒い感じがします。天使と私という個性が存在 しました。光の世界は、私も天使の世界もすべてを包み込む、はるかに深く根源的 な「すべて」そして「ひとつ」の世界でした。バイブレーションもあるのですが、 もっともっと細かく、心地よく、落ち着いていて、それと感じさせないほどでした。 そこでは本来の姿で本来の居場所にいる絶対的な安心感がありました。

私にとって特別の日、というのは、本当に愛することのできる人間に生まれ変 わった、いわば誕生日にあたる日でした。なので、この日にこの体験ができたこと で、ああ、誕生祝いをいただいた、と感謝でした。 後日彼が伝えてくれて知ったことですが、手元に届けられていた私の本を「その 日に読み始めるように」と告げられていたというのです。これには全く驚きました。そしてこの本を読んだことで、彼の心が私に対して開かれるようになりました。 (余談で申し訳ありません)

◆滅するものと不滅のもの

この体験で何が変わったのでしょう?外面的には全く変化はありません。特殊な 能力が授かったわけでも、若返ったわけでもありません。が、心の内側、深い部分 では大きな変化があり、ある意味では生まれ変わったといえるかも知れません。帰る先を知っているという安心感は大きなものがあります。一度あの絶対的な安心感 や光を味わうと、後戻りすることはないように感じます。最終的には恐いものはな くなるというか ・・・うまく説明できないのですが、死は恐いようで恐くない。

実際に死に直面したら、ギャーギャーわめくかも知れません。でもそれはそれでいい、 肉体が未知なるものに反応しているだけだから。それを知っていて、わめいている 肉体をじっと見ている動かない自分がちゃんといるような気がします。滅するもの と不滅のものとをしっかり知るという感じでしょうか。

50歳になって初めて外国に移り住んで、非常に大変な4年間でした。サバイバ ルモードになって現実の生活に取り組まねばなりませんでした。(もちろん、これ まで書いてきたような「華々しい?」体験は何一つ起こりません)が、光の体験は、 現実の数え切れない困難のなかで、困難を困難として捉え、あがきながらも、どこ かで気にしないというか、それを超えた大きなものの方に心が向いている、という ような生き方や態度を可能にしてくれました。

この地に移り住んで以来4年間、終末医療フロアのボランティアとして死にゆく 人と関わってきました。肉体が最後の時を迎え、中にはさまざまな障害が出たり、 性格が変わったり、死を受け入れられずに怒り狂ったりという、いろいろな人と接 してきました。その際、光の体験は、表面にとらわれずに患者さんの本質と接する、心の落ち着きをもたらしてくれたように思います。

私は母が住み込みの看護婦だったので、避病院と呼ばれる法定伝染病の隔離病院 で育ちました。ですから死は常に身近にあり、一瞬先は分からないという実感をも ち、いつも死に関心を持ち、死の近くで生きてきました。それが精神的な成長を促進してくれたと思います。近い将来、夫と共にホスピスを始めます。とても不思議 な気がしています。


◆飾り気なく語られた事実

以上が、中島直子さんからのメールです。みなさんは、どのように感じられたで しょうか。私には、体験した事実をたんたんと語った、控えめで誠実な文章と感じられました。 もちろん、世の中にはこうした体験を現実にありえない絵空事として一笑に付す る人も多いでしょう。しかし、私に伝わってくるのは、文章全体から感じられるまぎれもない真実さでした。てらいも誇張もなく、中島さんが体験した事実をそのま まに語っておられる、そこに共感と信頼を覚えました。 この印象は、何度読み返しても変わりなく、私のなかでますます確実なものにな ります。 語っている内容はきわめて神秘的なものですが、彼女が体験したそのままを飾り気なく語った等身大の文章という印象が残るのです。こういう印象を与える文章を 読むのは始めてです。  中島さんが、英語で書いている本が日本語にも訳され、多くの人に読まれるよう になることを願っています。

2003/12/07 掲載

 

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