Yukaさんは、2000年12月から、このサイトの談話室(掲示板)に毎日のように書き込みをして下さっていました。、アメリカ在住でした。
Yukaさんは、この談話室を訪れるようになったのと前後して、大きな大きな内面的な変化が進んでいるようです。それは、自分自身に限りなく素直になる道と言ってよいかも知れません。100パーセント自分に素直になれたなら、100パーセント自己受容できたなら、それは悟りです。
今、彼女は、その道を急激に進んでいるようです。その変化があまりに激しいための動揺も感じているようです。それが最後の文章に現われています。 文章はいずれも、談話室に書き込んでくださったものです。◇で隔てられた三つの文はそれぞれ書き込んだ日付が違います。Yukaさんにお断りしてここに転載させていただきます。
私はある日、バートという、バークレーからサン・フランシスコへと通じる地下鉄の中に居ました。 『なまけ者のさとり方』という、タデウス・ゴラスさんと言う方が書かれた本を読んでいました。
その中の一節に 「心理的にすべてに対して抵抗することをやめ、 常に愛を広げてゆくことだけが必要なのです。」 というのがあり、 “愛を広げるというのはどういうことかな?”
と思い、 本から顔をあげ、同じ車両に居る乗客の皆さんを見るともなしに見ていました。 すると、車両全体に靄がかかったような感じがして、
そこに居たみんなとつながっているような みんなが自分のような気がしたんです。 皆がそれぞれに際だって美しく、尊く、愛なのであると感じました。
言葉に出来ないくらい愛しく、温かく、 できたらみんなにハグしてまわりたいくらいだったのです。 そのとき “愛とはこういうものなのか!?” と思いました。
すごい体臭を放っていたホームレスのおじさんも、 大きな声でいい気分で歌っていた黒人のおじさんも、 そういうおじさんをイヤーな目で見ていた白人のおばさんも、
みんなみんなすごぉーく愛しく感じました。 あれがきっかけです。 私は人種も国境も越えてそれを体験できることができ 非常に幸せだと思います。
あれからしばらくはその想いを忘れていましたが、 今は毎日があの日のようです。 涙が溢れて止まりませんでした。 ◇ 私は今
毎日毎日、一瞬一瞬、 自分が生まれ変わっているような気がします。 いつも見慣れている風景にも 新しい発見をします。 親しい友人達にも 今日初めて知り合ったような新鮮な気持ちと
もう何十年来も一緒に居るような愛しさを感じます。 ゼルダが言っていたように 「この世は美の集まり」ですね。 人との出会いに感動を覚え、
自然との出会いに感動を覚えます。 だから自分でも信じられないくらい 人に優しくなれるのです。 ここ数日で驚くくらい友達が増えました。 そのうち世界中の人達と友達になれるんじゃないかと思うくらいの勢いです。
とても楽しいです。 ◇ 最近、自分に正直に生き、 何もかもに素直に感謝し、感動している自分が まるで幼い子のように思えます。
素直に、愛を持って生きると 子供にかえってしまうの? それが今一番の悩みというか、疑問というか・・・。 何に対しても新しい発見、新しい感動を覚えるため
妙に年甲斐もなくはしゃいだり、泣いたり、笑ったり・・・。 変な人!と思われているのも分かります。 でも、あまり気にしていないような・・・。 でも、やっぱり気にしているような・・・。
だから いつまでたっても自分は成長できてない(悟れない)と考えてしまうのです。 00/12/17 追加
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