◇臨死体験・気功・瞑想

覚醒・至高体験の事例集  「世界が輝く」体験の場合

M・Kさん

 覚醒・至高体験のなかには、必ずしも臨死体験のような人格的な「光の存在」や、圧倒的な光の世界の体験ではないけれど、意識の変容にともなって、世界の見え方がまったく変わってしまう。この日常的な風景の世界が、光り輝くばかりに見えはじめるという体験もあるようです。

  あるメーリングリストで交流のあったM・Kさんから、00/4/11にメールをいただきました。そこには、青年期の苦悩から脱して光明体験にいたる過程がつぶさに書かれていました。
 苦悩する精神の成長の記録としてとても貴重なものであり、多くの人々に 読んでいただきたいと思いました。ご本人のご了解を得たうえで、ここに掲載させていただきます。
 文面から察するにもうお若くはない (失礼!)にもかかわらず、なお真摯に道をもとめ、精神世界を探求するお姿に大変感動しました。

 実は私は、いわゆる思春期神経症に中学三年頃からなりまして、高校三年の 夏休みまでいわゆる不登校を繰り返していました。
 劣等感に囚われ学友等 との会話恐怖症から対人恐怖症になってしまったからです。 心中の葛藤を繰り返すうちに、心の周りに壁のようなものが出来てしまい、 他人と気持ちが通じない孤立した意識状態になったようです。  
  当然に自分でも、このままでは人生の廃人になってしまう、何とかしなければと 思っていたところ、新聞の広告で、「森田療法で神経症を治す」という「東京正生 院」という治療施設を知りました。

 夏休み中に7,8回その東京の渋谷にあった 施設に通院しました。 
 そこでは、森田正馬博士の弟子と称する梅田薫という やや高齢の人(男性)が院長として指導に当っていました。昭和二十四年のこと です。
 格言や金言を豊富に引き合いに出した精神講話と30分間の腹式呼吸 を基においた座禅が主な教習のように記憶しています。
 教本も格言集のような ものだったようです。 惜しいことに紛失してしまいましたが。
  私は、その先生に強い信頼感を持ち、尊敬の気持ちも持てましたので、毎日 一生懸命に教本を読み、座禅を実行しました。
 金言などで覚えているのは、 「我が物と思えば軽し傘の雪」 「人生は重き荷を負うて長き道を行くが如し」 「我れに七難八苦を与え給え」 「人生は修行だ」 などで、人生つらいのが 当たり前、楽になろうなどと思うな、という硬派のものばかりだったようです。 まあこれで、かなり人生観というか価値観というか入れ替えができたようです。 良い意味の洗脳が行われたのかもしれません。
  座禅は「無念無想」ではなく「一念無想」と言いますか、座禅中は「宇宙の大霊」 なる絶対最高の存在に心を合わせるようにし、去来する雑念は取り合わずに そのままにしなさい、というようなことでした。
 また、頭の上に固まった糖蜜が 載っていて、それが漸次に溶けて体を流れ下りそれと共に雑念も取り去って行く と思いなさい、と教えられたように記憶しています。 これも毎日一回30分続け ました。

 一月ほど続けているうちに、座禅中は雑念は殆ど無くなったようでした。 夏休み明けからは、自然に登校できるようになりました。
 心中の壁のような ものは何時の間にか無くなっていました。 学友の輪の中にもあまり抵抗を感ぜずに入っていくことが出来るようになったようです。 まあ囚われからの解放が 出来たと言えましょうか。
 大学受験という当面の目的に向かって努力しようと いう気になっていたようです。◇

  その年の10月頃だったでしょうか、下校の途次なんとなく歩いていた時に突然、 見る限りの周りの景色がキラキラと輝いて見えるのを感じました。
 至福という ほどではないが、満ち足りた平安の想いのような感じを味わったことを強く記憶 しています。
 また、人生が希望に満ちて、行く先が開いている、というような気持 ちにもなりました。

 この光体験のようなものは、5分間ほどは続いていたように記憶しています。
 ところが、何か怖くなってしまい、それ以来は座禅を止めて現在に至っております。 しかしその座禅の効果と言いますか、心境の安定化と頭脳の明晰化は確かに自覚できまして、前向きに建設的に人生をやって行こうという意欲も明確になった ようでした。

 このような意識の変化・レベルアップはその後数年間は次第に 低下しながらも続いていたように感じられました。 この光明観のような体験が 力ともなって、その後の人生をなんとか人並みにやって来れたようです。 技術系のサラリーマンとして日を送る中で、色々の宗教教義や超越体験関係に興味、野次馬程度ですが、を持って現在に至っています。

 今は、スピリチュアリズムに一番関心を持っています. それからの情報と臨死体験者の報告とは かなり共通点があるようです。
 私は、現在の自然科学を否定するものではあり ませんが、それでは説明出来ない真理、次元を超えたような、が存在するとの信念を捨てることができないわけです。 

 M・Kさんのご了解を得て、ここにご本人のメール・アドレスを記します。もし、ご感想などを送りたいかたがいましたら、どうぞ。なお本ホームページの掲示板へ書き込みもお待ちしています。

mik.comba@ma2.justnet.ne.jp  

00/4/22 追加


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