◇臨死体験・気功・瞑想

覚醒・至高体験の事例集 スポーツ選手の場合

テニス・プレイヤー:キング夫人

 女子プロテニスのビリー・ジーン・キング夫人は自伝の中で、「“いま生きているのだ”という特別の幸福感は、自己全体でプレイしているときにやってくるものだ」と、言っている。

「激しいボールの打ち合いが、しんと静まりかった観衆の中で続く‥‥そんなとき、私は試合を止めてマイクを握り、叫びたいのだ。『この瞬間こそすべてなのだ』。本当にそうなのです。試合が終わって手にいれたいと思うものは、大きなトロフィーとかそんなものじゃありません。ただ、純粋にプレイをし、無垢な感情を経験した、という感覚です。だからなにかの理由で、その感覚とうまくコミュニケイトできなかったときはいつも悲しくなります」  

 またキング夫人は、あるとき好奇心から、同じ名テニスプレイヤーである三人にこ尋ねた。

「最高のプレイができた日は、あなたがたも私と同じように、まるで一人っきりでプレイしているのだと感じますか」と。
 
  答えは三人ともイエスであった。キング夫人は語る。

「私は自分のラケットとボールとの関係にだけ集中します。気を抜いている暇はありません。二度と同じボールが返ってくることはありませんから、相手選手の動きにはそれなりの注意を払いますが、それは遠くからボンヤリ見ているような、ちょうど隣の部屋から観察している感じです」

 確かにキング夫人の目にはコートを右へ左へ、そして斜めにと走りまわる相手選手の姿が映っている。

「でも、ほんとうの対戦相手という感じはしません。誰と対戦しているのかわからないような、まったく相手を意識していない、そんな感じなのです」

シーラ・オストランダー/リン・シュローダー             
 『スポーツ・スーパーラーニング』朝日出版

「それは完全な平静のなかで起こる激しい行為‥‥の全結合なのだ。‥‥これが起こると、私は試合を中止し、マイクロホンをつかんでこう叫んでしまいたい。『まさにこれ、このためにやっているのです!」 最後に手にする大きな賞のためでも、ほかのなんのためでもない。真に純粋ななにかをなしとげ、完璧な感動を身をもって生きたという証し、ただそれを得んがためである。この感動を、その起こった瞬間にお伝えできないのが残念でならない。それをひとりひとり感じとっていただきたい、そう思うばかりである。」

シマイケル・マーフィー/レア・A・ホワイト
スポーツと超能力―極限で出る不思議な力 (コズモブックス (8)) 』日本教文社


ビリー・ジーン・キング Billie Jean King 1943〜

 アメリカの女子プロテニス選手。はげしい闘争心の持ち主で、女子選手の待遇改善を声を大にして要求し、1973年には、エギジビション・マッチでの男子選手のボビー・リッグズをやぶるなど女子テニスの人気向上に貢献した。 カリフォルニア州ロング・ビーチ出身。ロサンゼルス州立大学(現カリフォルニア州立大学ロサンゼルス校)卒業。

 18歳のとき、当時の第一人者マーガレット・スミス・コートを全英オープン(ウィンブルドン)でくだした(1962)。 1966年全英に優勝し、67年には全英と全米でシングルス、ダブルス、混合ダブルスの三冠を達成。68年に3年連続で全英に優勝し、全豪も制して世界のトップにランクされた。以下、71年全米、72年全英、全米、全仏、73年全英、74年全米、75年全英に優勝。キングはダブルスでもすばらしい才能を発揮し、全英で10回、全米で5回優勝している。
 
"ビリー・ジーン・キング" Microsoft(R) Encarta(R) Encyclopedia 99. (c) 1993-1998 Microsoft Corporation. All rights reserved.

関連サイト

http://www.wslegends.com/legends_billie_jean_king.htm


00/8/13 追加

 

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