波照間島 >>> 石垣島 05 / DEC / 2005 *MON*



島から脱出できるのか?! 昨夜もまた一晩中びゅうびゅう吹き荒れ続ける風の音と不安にあまり眠れないまま・・・7時起床。起きてもやっぱり風の具合は昨日とまったく変わっていない。絶対やべえ!!
  “午前6時、石垣島地方気象台発表の・・・・・波5メートルのち4メートル、波浪・乾燥注意報が出ています”
予報もやはり昨日と変わらず。落ち着かない気持ちで、しかしどうすることもできず、超人的ゴハンの時間だけはきっちりやってくる。8時。さすがに朝ごはんは中の食堂で。

◆ BREAKFAST ◆
ゴーヤチャンプル ★★
ゴーヤが厚くて(1cm厚だよ!)苦い(^^;
味付けもしょっぱすぎ
揚げ魚 ★★★
みそしる ★★★
サラダ、生卵、ごはん、のり、みかんetc

いやもう朝から夕飯と同等にすごいんだが、常連によるとこれまたいちばんボリューム控えめなメニューなんだとか。けど船が出るのか出ないのかでアタマいっぱいな今の私に驚きは薄く、味だってわかるわけがない(正直、覚えてもいません)。味わう余裕がないのは他の衆も同じなのか、全員黙々と格闘しているところにお父さんが静かに言った。
「1便は出るそうです」
帰れる!!脱出できる!!! 何泊してるのか不明な約1名のドロップアウトおじさん以外、全員揃って石垣に逃げ帰ること決定。2便、3便はともに未定とのこと、お父さんも
「午後からはまたわかりませんから。予定おありの方は1便で帰った方がいいですよ」
さすがに我々に、午後の便にかける勇気はない。ところが1便で帰るということは、波照間島に来ながらたましろ半径700メートル内を歩いただけで、本当の最南端に行かずに帰るということである。以前行った私は諦めもつくが、あろうことかあんな思いをしながら飛んできたN嬢は、日本の4つの端っこのうちのひとつにあと3kmと迫っていながら到達できないまま連れ戻されてしまうのである。まるで嫌がらせである。罰ゲームみたいだ。
N嬢    「あああ〜〜、昨日無理してでも自転車借りて行っとけばよかったかなぁ・・・。いやでもあの風、
      無理だったよねー?」
ショックを受けながらも、自分に納得させようと言い聞かせている。確かにあの天気の中、最南端に行っても感動は全くなかったと思う。でも、
おかぽん 「ここにもまたリベンジに来ないといけなくなったね。アタシは(最南端に行ったと)認めないから(苦笑)」
以後‘最南端’は我々の間では禁句となっているが、私はアイランダーに乗ったこと、たましろに泊まったことだけでも波照間に連れてきて良かったんじゃないかと思っている。彼女もきっと同じこと思ってるだろう。げんに、隠れシーサーのことばかり今でも未練がましく口にしている。という私も、波照間2度目とはいえ全く散策できなかったのは物足りなくないわけがない。帰れるだけいいけれど。

5メートルの波で船を出す安栄もすごいが、当然尋常でなく揺れるだろう。朝から食べ過ぎ大禁物、時間もないしで申し訳ないが大量に残し、急いで荷物をまとめる。今日こそは無事アイランダーに乗れるということで、先に空港へ出発する半漁人を皆で盛大に(?)送り出す。奴はマイ・モリをどこかに忍ばせながらフィンを背負い、リュックには空に向かって突き出すサトウキビというちょっと妙な雄姿で消えていった。その後船チームは2度に分かれて港へ。さすがに1便には人が殺到すると思われ、「もうぼちぼち並び始めてた」らしいが、常連Kサンは安栄に定員はないとか(?)乗れない場合は臨時便が出るから積み残しはない(?)とか、ちょっと信じがたいようなことをサラリと。

9時半、桟橋にはすでにけっこうな人がいる。臨時切符売り場?ワゴン車からチケットを買い桟橋に並ぶ。風はあるけれど、昨日の竹富の台風中継みたいなことにはならない。ということは昨日より少しはましになってるのか? 船は少し遅れて入ってきた。例の小学生が思いのほか大勢乗っている。
「揺れたろうなぁ〜・・・具合悪そうな子も何人かいたね」
船を待つ人は5、60人、ホントに全員乗せる気?と思ったら先に着いたのはチャーター便(学校がチャーターしたんだろうか)。あとからもう1便来るというので我々は後のに乗ることにし、KサンやMクンを軽く見送っておく。
で。後の便も乗ったときにはもう後ろはいっぱい。わざといちばん前に座りに行くOクンだったが
「今日は揺れますから、後ろにつめてくださーい!!」
あえなく強制退去。(笑)

9時50分、出航。船は防波堤を出たとたん大揺れ!!アーメン。もちろん酔い止め飲んではいるが、こりゃ誰かと喋ってないと絶対ヤベぇ!チクショー、絶対酔うもんか!!というわけで隣に座ったOクンを犠牲に、椅子から振り落とされそうなところを前のハンドルにしがみつきながら喋り倒す。んも〜ほんとに、
転覆するー!波にのまれるー!!ってヒヤヒヤ。船首が遊園地のバイキングばりに持ち上がるんだもん。そういえば救命胴衣の説明なかったよな、とか思いながら、頭打ったらどうしてくれるのさ、シートベルトつけろよ!とか文句も言いながら。しかしそんな状態で会話しているのは我々くらいで、うしろのN嬢をはじめ他の衆もみんなおし黙ってひたすら耐えている。え?こんな状況は茶飯事?みんな平気なの??
Oクン 「さすがに(揺れを楽しむことに?)飽きてきたね〜」(苦笑)
出航して20分をすぎ、西表の陰に入ると揺れは幾分ましになり、船もスピードをうんと上げる。さすがにかなりスピード落としていた様子。それでもまだペットボトルのお茶が飲めないほどに揺れてやがる。喋ってるからノド渇いたんだよ!!
この状況で船を出す安栄って・・・
「でも島が見えるとホッとするね」
1時間10分かかって無事離島桟橋に帰還。先の便に乗ったMクンが待っててくれてる。
「大丈夫だったあ〜?!」
またしてもN嬢はちょっとピンチで、座席で横になりながらゲロ袋スタンバイ再びなところまでいってたようだが、なんとか耐え抜いた。やったじゃん! すげーよ、アタシもみんなも安栄も。この揺れで、それも睡眠不足で決していいコンディションではないのに酔わなかったんだから、この先何に酔うってんだ。自分は船に弱いものだとずっと思い込んでいた私にとって、これは転機になるかもしれない。と妙な自信がついてしまったほど、ありえない航行でした。いやはや。

八重山最後の宿泊は離島桟橋すぐ向こうの(徒歩3分)
ハイパーホテル石垣島
朝食つきファミリールーム1泊ひとり3600円


「なにがハイパーなんだろうね?」とか言いながら
なんとなく4人してコインロッカー(無料なのだ)に荷物入れて
公設市場へGO!

Mクン、Oクンの男子2名は、目的地は違うものの両人とも今日本土にお帰り。あんまり時間ないみたいだけど、それなら最後に石垣牛持ち込みの裏技いっとく?というわけで精肉店を伝授してあげちゃう。しかしさっきまでの船のアクロバットからまだ完全復活でないN嬢に今ステーキなんてものは無理なわけで、我々にはまだ夜があるわけで
「私たちはまた夜買いに来ますね」。
いいかげんあやぱにモールも公設市場も飽きてきた私は、他の面々がお土産物色してる間に有村産業に電話する。3日前、竹富からリコンファームの連絡は入れているが、このシケだと明日の飛龍の入港だって怪しい。不安いっぱいで運行状況を確認・・・
「ハイ、今のところ予定通りですが」
おお!無事台湾に行けますよ、お父さん!!(大喜) いや、これが当然なのです。海の神様だってアタシに逆らえるわけはないのです!

ステーキを食らいに行く男子とはここで別れ、我々が向かった(というかN嬢に連行された)先は三線店。しかし彼女には、もう三線を買えるだけのキャッシュは残されていなかった。幸か不幸か。それでもブツの偵察と値段のチェックだけはしっかりと。そうそ、冷静にね・・・。
さらにしばらくN嬢のお土産ハンティングに同行するが、この先ガイコクに行き、そしてまた那覇に立ち寄る私は何も買わない。というより買えない。


◇ N嬢 本日の戦利品(これでもごく一部) ◇
黒糖プレッツェル大箱3つとか
泡盛2本とか
もずく5袋とか(これがけっこう重い)
たくさん買ったおまけにノニフルーツのボトルとか

送ればいいのになぜか持って帰ろうとする女

そんな大荷物を置きにホテルへ戻る途中、離島桟橋でふと船のスケジュールボードを見て・・・波照間行きはあのあと2便も出たことが発覚。そして3便も出る予定になっている。ああ・・・思わず、賭けに出てれば最南端に行けたのに!と言いたくなるところをこらえて
「あああ〜〜〜〜」
と失望にわめきながらため息をつくN嬢をなだめておく。
「今朝の状況で賭けに出るのはめちゃくちゃ危険だったじゃん!1便に乗ったのは失敗じゃなかったんだよ、ほんとに」。

チェックインすればもう3時
2段ベッドのファミリールームはちょっと窮屈で
(スペシャルルームはけっこう前から満室で)
やっぱり
スピンネーカー石垣島の方がよろしいです

チェックインしたとたん、酔い止め効果で(今頃?)今日もバケモノ的睡魔に襲われる。もうダメ、耐えられぬー! と、おかぽんそのまま爆睡。N嬢はさらにお土産ハンティングにひとりお出かけ。まだ買うの?!?

女の買い物ってなんであんなに長いんだろう。とても付き合ってらんねーよ、というアタシは本当に女なんだろうか。N嬢はすっかり暗くなったころに戻ってきた。両手に大きなビニール袋を下げて・・・。明日のタクシー代と今夜の肉代をのぞいて、多めに持ってきたキャッシュは全部使い果たしたって、ちょっと嬉しそうに言われてもさ。使い切らなくたっていいじゃん?日本円なんだからよ。
7時、最後の晩餐は例の持ち込みステーキ。石垣牛サーロイン2300円(100g)をお買い上げののち、精肉店から契約店に電話してもらって持ち込むというシステム。肉屋の兄ちゃんはすぐそこだから、と料理屋まで自ら案内してくれる。

地元でも人気ある
島料理の店
南ヌ島(ぱいぬしま)

有名人のサイン
いちばん多かったかも

石垣牛サーロインステーキ
★★★★★



まぐろと玉ネギのサラダ
★★★



チラガー
★★



同じような色のものばっか頼んじゃったけど、ともかく8日間の八重山を、石垣牛にはじまり石垣牛に終われたことに満足。「南ヌ島」は夜は混んでることが多いって。でもこの日はお客さん少なくて、静かでゆっくりできました。
さて、酒よりスイーツなアタシたちは今日もお菓子のマルシェに寄ることを忘れない。

ホテルの部屋でスイーツタイム〜♪
おかぽんケーキ2個食いでっす(^^)v

プリン ☆☆☆ クリーミィ
紅いもモンブラン ☆☆☆☆ 甘さ控えめでマル
市場で買ったドラゴンフルーツ 赤 ☆☆

ドラゴンフルーツは赤の方が甘くて美味しいと聞いたが、さぷな家で食べたあれの方が美味しかったような。いずれにせよ、カンボジアで食べたアレと同じドラゴンとは思えないほど違うのであって、カンボジアのはもはやドラゴンじゃなかったのかもしれない。
スイーツを食べながら、日記を書きながら、道中のあれこれを語りながら、
「いろいろあったけど、来てほんっとーによかったぁ!もうおかぽんのおかげ!!いやほんとに!!!」
なんて言ってくれておかぽんもほんとにヨカッタと、心から。照れくさいからその時は言わないけどね、私だって旅の同行者にはいつも、誰だって感謝してるんだよ。


                                      
Continue...



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