[sby/hrjk]
20世紀渋谷・原宿若者文化年表

 なぜ、「渋谷系」は「渋谷系」だったのか?ということを考えていくうちに、自分は渋谷の若者文化の流れについてあまりにも知らないことが多すぎることに気づいた。文献に触れ、咀嚼していくにつれ、渋谷という街について、ようやく理解できた気がする。(同じく、原宿についても調べてみた。)パルコが若者を渋谷に呼び寄せ、タワーレコードや多くのレコード店がその若者の購買力を求めて出店。それらのレコード店に加え1990年に出店したHMV、クラブクアトロやラ・ママなどのライヴハウス、CAVEなどのクラブらが複合的に「渋谷系」という文化を作り上げた。そのように改めて把握しようとする中で、作成した年表を公開。

渋谷百景 
渋谷系用語辞典 
radiodAze 

渋谷エリア 原宿エリア
1945〜1950 1945/5/25 山の手大空襲
1946/7/19 渋谷警察署前で渋谷事件おこる。
1947/9 旧代々木練兵場に米軍駐留地「ワシントンハイツ」竣工。
1945/5/25 山の手大空襲。
1947/9 旧代々木練兵場に米軍駐留地「ワシントンハイツ」竣工。
1950/11 玩具店「キディランド」オープン。
1951
S26
渋谷ホテル旅館組合結成。
百軒店にカレー屋「ムルギー」オープjン。
 
1952
S27
安藤昇が、宇田川町に株式会社東興業(通称:安藤組)を設立。
百軒店にラーメン屋「喜楽」オープン。
 
1953
S28
円山町に「国際文化理容美容学校」設立。  
1954
S29
神南1丁目に専門学校「桑沢デザイン研究所」開校(4/20)。  
1955
S30
宇田川町に、キャバレー「純情」がオープン。  
1956
S31
「渋谷東急文化会館」開業、1階に映画館「渋谷パンテオン」開館(12/1)
全線座株式会社が渋谷駅前明治通り沿いに映画館「渋谷全線座」を開業。
 
1957
S32
日本初の地下商店街「渋谷地下街」が誕生(12/1)。  
1958
S33
「丸井渋谷店」オープン(10月)。 「セントラルアパート」竣工。
1959
S34
   
1960
S35
   
1961
S36
日本プロレス協会、総合娯楽施設「リキ・スポーツパレス」を道玄坂1丁目にオープン。  
1962
S37
   
1963
S38
「ワシントンハイツ」が日本に返還される(12月)。 「ワシントンハイツ」が日本に返還される(12月)。
1964
S39
東京オリンピックの重量挙げ競技の会場として、渋谷公会堂が誕生。
渋谷川が暗渠化、宮下公園が開園。
分譲マンション「コープオリンピア」竣工(10月)。
渋谷川が暗渠化、通称キャットストリートが生まれる。
「ワシントンハイツ」の跡地に、東京オリンピックの選手村がつくられる。
荒牧太郎、原宿セントラルアパートにブティック
マドモアゼル・ノンノン」をオープン。
1965
S40
渋谷東急ビル開業(6/13)。
渋谷公会堂がコンサートホールとしてオープン。
この頃、渋谷を中心にモンキーダンスを踊る若者“モンキー族”が出現。
この頃、オリンピックの開催により外国文化に憧れる若者たちが自動車を乗り回し、“原宿族”と呼ばれる(〜1967年頃)。
「原宿」「穏田」「竹下」の地名が「神宮前」に統一される。
1966
S41
「ヤマハ」渋谷店、道玄坂にオープン。 原宿族追放の住民運動おこる(秋)。
1967
S42
西武百貨店A・B館 開店(4/19)。
東急百貨店本店オープン(11/1)。
ジャズ喫茶「ブラック・ホーク」オープン。
渋谷センター商店街振興組合結成。
戸川昌子が「青い部屋」をオープン。
東京オリンピックの選手村の跡地に、代々木公園が開園(10/20)。
ブティック「ニコル」オープン。
1968
S43
「西武百貨店」渋谷店オープン(4/19)。  
1969
S44
寺山修司、日本初のアングラ専用劇場「天井桟敷館」を並木橋に設立(3/15)。
山手教会の地下に小劇場「渋谷ジァン・ジァン」がオープン(7月)。
「天井桟敷」団員と「状況劇場」団員が衝突、双方から9人が逮捕される(12/12)。
ロック喫茶「BYG」オープン。
 
1970
S45
ストリップ劇場「渋谷道頓堀劇場」オープン(1/16)。
渋谷西武に「カプセル」オープン。
ブティック「ビギ」1号店オープン(9月)。
大川ひとみ、原宿セントラルアパートにブティック「ミルク」をオープン。
1971
S46
渋谷暴動事件おこる(11/14)。
丸井ファッション館オープン。
一橋大学の学生により、ロックバー「グランドファーザーズ」がオープン。
ジーンズ・ショップ「グラス」が松濤から表参道に移転してオープン。
高橋吾郎が表参道にアクセサリーショップ「ゴローズ」をオープン。
1972
S47
渋谷西武百貨店B館地下1階BE-INに「CISCO RECORDS」オープン。
渋谷区役所通が、公園通りと命名される。
地下鉄・明治神宮前駅開業(10/20)。
尾崎浩司が「バー・ラジオ」をオープン。
1973
S48
宇田川町に、「パルコ」本館オープン(6/14)。
「西武劇場」開館。
「シャンゼリゼ会」結成。
1974
S49
長谷川義太郎、ファイアー通りに「文化屋雑貨店」オープン(3/24)。 「パレ・フランス」オープン。
「ブティック竹の子」オープン。
「キングコング」オープン。
後藤由多加がロック喫茶「ペニー・レイン」をオープン。
1975
S50
渋谷公園通りのタウン情報誌として「ビックリハウス」が創刊(1月)。
公園通り山手教会向かいに、ディスクユニオン渋谷店オープン(12/3)。
「パルコ・パート2」オープン(12/5)。
渋谷にライヴ・ハウス「屋根裏」がオープン。
「MIURA&SONS」(のちのシップス)渋谷店オープン。
井の頭通りから渋谷パルコまでの道路がスペイン坂と名づけられる。
山崎眞行、ブティック「クリームソーダ」をオープン。
1976
S51
レコード店「シスコ」が宇田川町に移転(3/20)。
東急新玉川線、渋谷〜二子玉川園開通(4/7)。
セレクトショップ「ビームス」1号店オープン(5月)。
竹下通りのクレープ屋第1号店として「マリオンクレープ」がオープン(10月)。
ライヴハウス「クロコダイル」オープン。
1977
S52
アメカジショップ「バックドロップ」オープン(2月)。
レコード店「すみや」渋谷店オープン(6月)。
ファイアー通りに「ビームス」オープン(11月)。
「渋谷全線座」閉館。
「パルコ・パート2」がデザイナーズビルとしてリニューアル。
代々木公園横に、歩行者天国、開設(7月)。
この頃から、原宿歩行者天国などで“ローラー族”が出現(〜80年代中期)。
1978
S53
センター街に喫茶「ナイロン100%」オープン(8月)。
「東急ハンズ」渋谷店オープン(9/9)。
「西武スポーツ」オープン。
大竹竹則が「ブティック竹の子」オープン(3/18)。
森ビルが、神宮前1丁目に「ラフォ−レ原宿」をオープン、テナントにヘアサロン「モッズヘア」国内1号店など(10/28)。
1979
S54
東急グループが渋谷区道玄坂二丁目の道玄坂交差点の角地に「ファッションコミュニティ109」(のちのSHIBUYA109)をオープン(4/28)。 この頃、“竹の子族”が出現(〜1981年頃)。
表参道にショップ「サンタモニカ」オープン。
1980
S55
平川雅夫、渋谷警察署裏にレコード店「マンハッタンレコード」をオープン(4/7)。
ライブハウス「テイク・オフ・セブン」オープン。
「ドトールコーヒー」の1号店となる原宿店オープン(10月)。
1981
S56
レコード店「芽瑠璃堂」渋谷店オープン。
「タワーレコード」渋谷店オープン(3/6)。
渋谷区公園通りにライブハウス「EGG MAN」がオープン(3/21)。
「パルコ・パート3」オープン、「アフタヌーンティー」1号店などが出店(9/10)。
道玄坂2丁目にディスコ「キャンデー キャンデー」オープン。
ショップ「バナナ・ボート」オープン。
1982
S57
ライブハウス、渋谷「ラ・ママ」がオープン(5月)。
レコード店「ハイファイ・レコード・ストア」オープン。
「スタジオパルコ」オープン。
多目的ホールとして桜丘町に「ユーロスペース」オープン。
桑原茂一プロデュースのクラブ「ピテカントロプス・エレクトス」がオープン(3月)。
田原俊彦のシングル「原宿キッス」リリース(5/8)。
「ラフォーレ原宿」に「アトリエサブ」の店舗がオープン(9/15)。
山崎眞行、ブティック「ピンクドラゴン」オープン。
「ラフォーレ原宿」ビル内に、多目的ホール「ラフォーレミュージアム原宿」創設。
1983
S58
レコード店「レコファン」渋谷店オープン。 東京ブラウスが、表参道にカフェバーの走りともいえる「キーウエストクラブ」をオープン(3月)。
「原宿ビブレ21」オープン。
1984
S59
「おいしさ12ヶ月ビル」オープン。 ピテカントロプス・エレクトス」閉店(7/28)。
ピテカントロプス・エレクトス」が「クラブD」としてリニューアルオープン(10月)。
「ビブレ」オープン(11月)。
「ルセーヌ館」オープン。
「ラフォーレ原宿」で「原宿コレクション」開催。
1985
S60
神南1丁目に「丸井ヤング館」(のちのマルイジャム渋谷)オープン(4月)。
ダイエー資本のレコード店「
CSV」オープン(11/29)。
「シネセゾン渋谷」オープン(11月)。
「パルコ パート1」9階の「西武劇場」が「PARCO劇場」に改称。
「ライブラボラトリー」オープン。
神宮前2丁目に「原宿FACEビル」竣工(3/27)。
ビートルズ専門店「ゲットバック」が高田馬場から竹下通りに移転してオープン。
1986
S61
西武百貨店渋谷店シード館10階に多目的スペース「シードホール」オープン(2月)。
西武「シード館」オープン(3月)。
喫茶「ナイロン100%」閉店(3/31)。
川畑満男、クラブ「HIP HOP」をオープン(春頃)。
スペイン坂に映画館「シネマライズ渋谷」開館(6/7)。
宇田川町にレコード店「
ZEST」がオープン(7/31)。
ライヴ・ハウス「屋根裏」閉店(8/30)。
宇田川町にディスコ「ライラ」オープン(10/24)。
百軒店「ブラックホーク」が閉店。
「渋谷ワン・オー・ナイン」オープン。
「渋谷プライム」オープン。
森ビルが、「ラフォーレ原宿パート2」(通称オリーブ館)を開館(1月)。
JUN SKY WALKER(S)、原宿歩行者天国に登場(5月)。
ブティック「クリームソーダ」閉店。
原宿セントラルアパート解体。
1987
S62
宇田川町に「Jトリップバー・ダンスファクトリー」オープン(6月)。
「渋谷109-2」オープン(10/30)。
渋谷西武百貨店の隣に「西武ロフト」オープン(11/21)。
道玄坂にクラブ「ジョー」がオープン(12/1)。
渋谷にてチーム「宇田川警備隊」結成。
ラブホテル「P&A PLAZA」開業。
センター街に「トライアングル」オープン。

少女向けテーマパーク&ショッピングモール「アイドルワンダーランド」竹下通りにオープン(3/3)。
竹下通りに田代まさしのタレントショップ「MARCY'S」オープン(7/10)。
THE BOOMが原宿歩行者天国でバンド活動開始(7/26)。
竹下通りに「元気が出るハウス」オープン(11月)。
1988
S63
レコード店「CSV」閉店(1/17)。
レコード店「ZEST」がリニューアル(3/26)。
ライブハウス「クラブクアトロ」オープン(6/28)。
CD・レコード店「WAVE」がオープン(11/20)。
ライブハウス「ライブイン」閉店(12月)。
「ワン・オー・ナイン30's」オープン。
この頃から、“渋カジ”が登場(〜1991年頃まで)。
複合商業ビル「原宿クエスト」竣工(4月)。
池田貴族が在籍したバンド“remote”が原宿歩行者天国にてライヴ活動開始(5月頃)。
JUN SKY WALKER(S)が、原宿歩行者天国でギグを敢行するも、パニックのため途中打ち切りに(11/27)。
ショップ「プロペラ」オープン(のちにこの店が面する通りは「プロペラ通り」と呼ばれる)。
表参道にレストラン「マンボウズ」1号店オープン。
1989
S64/H1
「渋谷東宝会館」閉館(2/26)。
日本初の大型複合文化施設「Bunkamura」が開設、「ドゥ マゴ パリ」国内1号店などが開店(9/3)。
村田大造プロデュースで宇田川町にクラブ「CAVE」がオープン(12月)。
クラブ「HIP HOP」閉店。
ロックバンド“BAKU”が、原宿歩行者天国に登場(夏)。
1987年に新宿を撤退したルイードが移転、「原宿ルイード」としてオープン。
ロックバー「HALF MOON」オープン。
1990
H2
「DJバーインクスティック」オープン(4月)。
神宮前6丁目に、セレクトショップ「ユナイテッドアローズ」1号店(渋谷店)オープン(7月)。
「HMV」の日本第1号店として、渋谷店がオープン(11/16)。
ロック喫茶「ペニー・レイン」閉店。
1991
H3
ライブハウス「ON AIR」オープン(2月)。
「インザルーム」オープン(3/15)。
神南1丁目にディスコ「ラデュック」オープン(3/21)。
レコード店「ダンスミュージックレコード(DMR)」渋谷店オープン(9月)。
TOKYO FM初のサテライトスタジオとして渋谷に「カタクリコ」が開設(11月)。
半沢和彦、明治通りに古着店「マービンズ」をオープン。
1992
H4
CDチェーン店「WAVE」の渋谷出店2件目となる「WAVE」渋谷クアトロ店オープン。 「ユナイテッドアローズ」原宿本店オープン(10月)。
1993
H5
「HMV」が邦楽売り場を拡大(3月)。
TOKYO FMとパルコの共同プロジェクトとして、TOKYO FM 渋谷スペイン坂スタジオが開設(6月)。
ライヴハウス「ON AIR WEST」オープン(12月)。
「ビームス東京」オープン。
「マンハッタンレコード」が宇田川町に移転。
ヒップホップ・グループ「キングギドラ」結成。
長尾智明(NIGO)と高橋盾(ジョニオ)、竹下通りにセレクトショップ「NOWHERE」をオープン(4/1)。
1994
H6
道玄坂に「まんだらけ」渋谷店オープン。 滝沢伸介によるブランド“ネイバーフッド”のショップがオープン(10/28)。
1995
H7
「タワーレコード」渋谷店が移転して新装オープン、8階建売り場面積約1500坪の超大型店舗に(3/10)。
「渋谷公園通り劇場」開館(3月)。
道玄坂に、日本初のインターネットカフェ「エレクトロニックカフェ・トウキョウ」オープン(6月)。
レコード店「ZEST」、和隆ビル5階に移転し新装開店(8月)。
渋谷LOFTの6階にレコード店「WAVE」がオープン(9月)。
須永辰緒、宇田川町に「オルガンバー」をオープン(11/3)。
ストリップ劇場「渋谷道頓堀劇場」閉館(12/30)。
レコード店「Mr. BONGO」オープン。
「マツモトキヨシ渋谷店」オープン。
「パレ・フランス」1階にカフェ「オーバカナル」原宿店オープン(3月)。
「のりピーハウス」閉店(5/1)。
X-girlが「ラフォーレ原宿」にショップをオープン(5月)。
岩永ヒカルが、ショップ「BOUNTY HUNTER」をオープン(5/5)。
1996
H8
円山町に「クラブ・エイジア」オープン(3月)。
SHIBUYA-FM開局(4/28)。
インターネットカフェ「エレクトロニックカフェ・トウキョウ」閉店(7月)。
公園通りに「GAP」渋谷店オープン(11月)。
関徹、レコード店「SOUNDS OF BLACKNESS」オープン。
-
1997
H9
レコード店「WAVE」渋谷クアトロ店閉店(2/23)。
クラブ「CLUB HARLEM」オープン(4月)。
薄田育宏、レコード店「
マキシマムジョイ」を神南にオープン(11/30)。
「まんだらけ」渋谷店が道玄坂から宇田川町に移転、拡張してオープン。
中古レコード店「REAL MUSIC RECORDS」オープン。
ラブホテル「ホテルART」開業。
セレクトショップ「ナンバー44」オープン(3月)。
宮下貴裕によるブランド「ナンバーナイン」のショップが表参道にオープン(4月)。
「カシラ」オープン。
1998
H10
渋谷インフォスタワー竣工(3月)。
J-WAVEのラジオ番組「GROOVE LINE」がHMV渋谷店2階サテライトスタジオからの放送を開始(7月)。
「ザラ」日本第1号店が井の頭通り沿いにオープン(8/28)。
歩行者天国廃止(7/5)。
ユニクロ、東京初の都心型店舗となる原宿店をオープン(11月)。
ショップ「HEAD PORTER」オープン。
原宿通りに古着店「ベルベルジン」1号店オープン。
1999
H11
ネットエイジ代表の西川潔がBitter Valley構想を宣言(3月)。
橋本徹、公園通りに「カフェ・アプレミディ」をオープン(11/19)。
駅前交差点に、商業ビル「Q-FRONT」開業、施設内で「スターバックス」などがオープン(12/17)。
ディスカウント・ショップ「ドン・キホーテ」の都市型店舗の第1号店として渋谷店が東急百貨店本店前にオープン(12月)。
原宿セントラルアパートの跡地に、「GAP」などのテナントを擁した商業施設「ティーズ原宿」がオープン(11/3)。
2000
H12
レコード店「Mr. BONGO」閉店(3月)。
WEBサイト「シブヤ経済新聞」開設(4月)。
「渋谷マークシティ」開業(4/7)。
円山町にクラブ「WOMB」オープン(4/8)。
小劇場「渋谷ジァン・ジァン」閉館(4/25)。
宇田川町のクラブ「CAVE」閉店(9月)。
神南2丁目にライブイベントスペース「SHIBUYA-AX」オープン(12/16)。
「ラフォーレ原宿パート2」が「フォレット原宿」としてリニューアルオープン(3月)。
ライヴハウス「アストロホール」オープン(5月)。
インテリアショップ「hhstyle.com」原宿本店オープン(9月)。
原宿「ビブレ」閉館(10/22)。

 


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