
和の器の、奥深い情緒とおもてなしの心 ―――。彩和廊は日常の中で映える、日本の美の数々を御紹介します。
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岐阜県 多治見の名勝 虎渓山 永保寺です。
こちらは鎌倉末期に足利尊氏によって建立後、臨済宗南禅派の夢窓国師によって開基され、現時まで残る古刹なのだそうで、そもそも中国の盧山(ろざん)に極めて似ていることからこの山の名が付いたといいます。
庭園は左の写真をご覧になられればお分かりの通り、中国の山水画にも出てきそうな雄大な景色を頂くことができます。池には何匹もの鯉が漂い、この池を跨ぐ橋からは池の周囲から見るとは又違った贅沢な風情を味わうことができます。
周辺には様々な樹木が生い茂る林が囲い、その向こうには河が流れている為、夏場の避暑地としても最適。
私が訪れたこの季節では、林の間を差し込む木漏れ日が適度に眩しさを抑えながら、その光で出来た林の影が静かな時を運び、心が和まされます。
この景勝地こそ、ストレス社会を生きる我々現代人には欠かせない、貴重な癒しの空間といえるのではないでしょうか。
