
第三章:対ヘリ戦闘
ヘリ乗りが緊張する場面のひとつに上げられるのはヘリ対ヘリ戦です。
まれに1vs2の時がありますが、
味方が多い場合に味方機に激突すると怒られますので、
敵に接近する機体と遠距離で捕捉し続ける機体で役割分担するといいでしょう。
逆の場合、相手が自軍の奪われた機体なら激突してでも落とします。
それ以外は劣勢なので、まくなりなんなりする必要があります。
ここでは1vs1でのポピュラーな方法を解説しますが、
対ヘリ戦闘にあまりセオリーはありません。
地上にどちらかの友軍がいる場合もありますし、
10秒以上戦闘を継続している場合は味方の戦闘機が来るときもあります。
相手が突進してきても見合わせてしまったときも、 まずは相手より高く浮上することを心がけてください。 上にいればロケットは当たりやすいのですが、 それ以上に相手のガンナーを無力にできます。 ところでそもそも、こちらにガンナーがいない状態で対ヘリを望むのは無謀です。 メモ:自分のガンナーの腕がわからないということは良くあります。 そんなときは遠方の状態や敵の上で、一度とまってみるといいです。 とまるというのは相手への方向への速度があってもかまいません。 とりあえずガンナーに「ヘルファイアを撃て」と念じるわけです。 撃ってくれない場合はバルカン戦闘に持ち込みます。 自分から接近するか、あるいは地上に敵がレーダーに映っている場合は それを倒しに行くと見せかけて敵ヘリをおびき出します。 おびき出しが成功すれば大概敵ヘリの上につくことができます。 最初に考えることは敵のヘルファイアがいつ飛んでくるかということです。 ぜんぜん飛んでこなければいいのですが、 ヘルファイアが飛んできた場合はそれが通常ロケットなのかヘルファイアかを 判断している間にこちらに着弾してしまいますので、 左右どちらかにスライドしてひとまず避けます。 相手のヘルファイアが打ち終わったら機体速度を安定させて (自分の機体がスライドしたままであろうと回転したままであろうと) 相手を射程に入れます。 自分でロケットを撃つのもよし、ガンナーに賭けるのもよしです。 メモ:ロケット合戦になってしまった場合、 MECのハボックは前面が広いため不利です。注意しましょう。 射程に入れるベストは相対速度が停止している敵ヘリ側面です。 後ろからロケットを撃とうとしても、気づかれてすぐにまかれる可能性があり、 思うほど長持ちしません。(これは、敵が上手のパイロットであればですが。) 近距離でも中距離でも側面をさらしている敵ヘリにはロケット全弾連射しましょう。 ある程度着弾させられれば大破するか、バルカンで撃破できるほど損傷させることができます。 輸送ヘリも同様です。 なお、後ろからロケットで確実に撃破したいときは、 絶対速度(現実には対空気の速度ですが)を落として後ろの若干横にずれた斜め後ろにつきます。 絶対速度というのは相手に気づかれて急旋回されても、ラダーが十分きくので ラダーだけで射程に入れ続けることができます。 この位置につけば、とりあえず一発撃ってどこに飛んでいくか把握し、 一発一発軌道修正しながら小出しに撃つだけです。 真後ろから連射すると、案外着弾しないのが味噌です。
パイロットと鉢合わせした場合はとりあえず上昇して上を取ります。 敵がまだ気づいていない場合でもたいてい敵ガンナーには気づかれていてバルカンを撃ってきます。 しかし意思疎通が働いていない敵パイロットであれば、 ゆっくりでも背後を取ったほうがいいでしょう。 ガンナーが気づきそれを知った敵パイロットは、数秒で対自分の機動を開始しますので、 「それではもう手遅れ」と言う感じで背後の位置を取り、 その後の機動で側面も容易に射程にいれられる位置に移動しましょう。 (気づいたパイロットは旋回を始めるのでこれを読めれば自動的に側面を射程に入れることが可能です。)
戦闘は自軍の制圧空域で戦闘する方がはるかに好ましいので 逃げると見せかけて引きずり出すことが重要です。 結構ついてきます。(バックで思う方向に飛ぶ能力が必要です。) また戦闘を開始するために、自分が逃げることを考えてください。 そうすることにより、機体損傷が激しくても修理に戻れる可能性が高まります。 「逃げ道を常に確保する」ということです。 このことは冷静さを保つ効果もあります。 ところで、制圧空域内戦闘中に地上からの固定AA援護ミサイルが 誤って自分に直撃してしまっても彼を責めないようにしましょう。
おおよそ対地、対空戦ができるようになったら、 それぞれの機動にはいる以前のことも考えましょう。 離陸時、同じスロットル開閉量、同じ上昇角度、 毎日まったく同じ姿勢で離陸してはいませんか? 「飛びやすい飛び方」で離陸し、 「敵地にもっとも速く到達できる、いつもの高度」で前進してはいませんか? 「ヘリの任務」の項目でも述べていますが、 パイロットをしていて、戦況が読めるようになったら (読みやすい戦況であれば) 次にどんな任務に就くか想像が容易になります。 対AA、対戦車、対歩兵、などの場合には低空から接近したほうがいいかもしれません。 対ヘリの場合はどうでしょうか。 直前の戦闘でお互いのヘリが衝突して同じ時刻に墜落したとします。 するとだいたい同じ時刻でそれぞれが飛び立つと予想でき、 相手が同じ行動を起こすと判断したなら、まっすぐにお互いのヘリポートに 向かい即座にヘリvsヘリ戦闘が再開される可能性があります。 その場合は低空離陸ではなく、スロットル全開で上昇角を垂直に近い程度にして 「相手より高い位置」から空戦が開始されるよう図るといいでしょう。 こちらがハボックで相手がコブラの場合は最初に上をとっていないと かなりきついものがあります。(通常ならば鉢合わせすること自体避けたいのですが。) 逆に言えば、急ぐ必要があるのならば低空を飛んだほうがいい ということになります。 また、ワンパターンなヘリほど落としやすいものはありません。 任務のバラエティを増やす目的も含めて、 離陸方向なども変えてみてはどうでしょうか。 撃破されて再出撃をする場合は、たいていそのルートは厳重警戒されている と考えていいのではないでしょうか。
前述のことが理解できてくると、上をとるといっても 非常に上空に位置していても、それでも有利と言えるのかという疑問がわいてきます。 これは重要であり非常に複雑な問題ではあります。 基本的には「上をとる」というのは両者がおおよそ地平線に機首を向けていた場合に 機体2,3個分上空にいることを意味し、この時非常に有利に働きます。 これ以上5,6個分も上空にいると下が視認しづらくなり、 まかれる可能性がありますが、 逆にさらに上、10、20機体分の十分な上空にいる場合は、 「垂直旋回」を行うことにより、機体位置を保ったまま下を見ることが可能です。 この場合、最終的に敵がどちらへ向かっても、自分は「高速」に旋回しているので すばやく容易に追尾が可能になります。 また、上空過ぎて相手から確認されていない点も重要です。 ただ「上を取るべき状況」さえ把握しておけば、 常に上をとるべきというわけではありませんので、 たとえば上を取らずにあえて敵機を無視して 低空で地上掃討していたほうが良い場合がけっこうあるように、 また、上取り合戦になると軌道がとりにくく機体を危険にさらしてしまうように、 あまり固執するのも問題です。
全速力で追尾する場合は、敵機からはるか後方の位置となってしまいますが、 射程内に入れる目的で追尾している場合は、 素直に真後ろで同じ速度で飛ぶよりも良い方法があります。 もっともこれも状況によるので、一概には言えませんが、 まず、ベストポジションは後方は後方でも、 「若干左右どちらか20,30度くらいずれたところ」です。 真後ろにいると、急激に加速されたり、急旋回されると、 見失う可能性があります。 自分のいる方向に急旋回をしてきたとしても、真後ろをとるより良い場合があります。 さらに問題なのは敵機が急激に減速しオーバーシュートをねらってきたり 相手が気づいていなくても相手の減速による衝突、などを避けることができます。 そして一番大きな理由は的が大きくなることです。 前方・後方というのは対面面積がもっとも小さいのでロケット等が当たりません。 かといって真横を取ると、すぐに気づかれる、すぐに振り返ってしまう、 そのままでも敵のバルカンを被弾してしまう、などの欠点があります。 そのため、若干斜めの位置がベストだと思われます。 また、側面が一応見えるので、相手のローター傾斜が把握でき、 ローターを見ることで敵機の加速度(つまり未来の速度)を想像することが可能です。 こちらの位置する高度は相手と同じかそれより「1機体分上空」がよいでしょう。 速度は「相手と同じかより遅く」です。 これには、さまざまな理由がありますが、追尾でもっとも馬鹿らしいのが 相手の前にでてしまうオーバーシュートや激突です。 相手がこちらを攻撃できない後方にいるのですから、 相手よりも十分冷静になりましょう。 ところで、斜めのところに位置しながら、 敵機と同じ方向に進んでいるわけですから、 (視線の先には敵機がいるという事!) もちろんローターを傾斜させて斜めに移動する必要があります。 メモ:敵機を追尾している自分が別の敵機に追尾されているという 数珠繋ぎ追尾になっているとお笑いなので、その点はキチンと確認しましょう。 前の機体があまりにも追尾しやすい速度、 同じ方向にずっと同じ速度で飛んでいる場合にこそ、 自分の背後や側面を確認しましょう。 真意は定かではありませんが、 筆者は「この機体はおとりか?」と疑ってしまいます。
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