一言で茨城弁と言っても、牛久と水戸ではかなり違うと思うのです。だって、牛久は東京の方が近いのですよ。ここにあげたのは、茨城弁というよりも牛久弁と言った方がいいのか、でも、牛久だけで使われている言葉はないと思うのでタイトルは茨城弁講座にしました。制作者の思い込みだけの講座です。

              (すぐに2日目に行きたい人はココ)      ホームへ戻る

------------------ 1日目 -------------------
単語編 次の単語の意味をマスターしましょう。はっきりいって1日じゃ無理だけど


あおなじみ (独)
 
打撲の時にできる青あざのこと。(例)「机のかどっこさぶっつけたとこ、あおなじみになっちったっぺな」(標)「机の角のところにぶつけたところが、青あざになっちゃったよ」

あかんない (訛)
 
開かない(あかない)がなまったもの。(例)「このビンのふた、かだくてあかんねえよ」(標)「このびんのふたは、かたくて開かないよ」

あすこ (訛)
 「あそこ」がなまった形。発音的に「こ」は、「こ」と「く」の中間ぐらいになる時もある。「す」の口の形のまま、つなげて「こ」と発音される。(例)「おめ、あすくさいったっぺ」(標)「あなた、あそこへ行ったでしょ」

あだりめ (濁)(訛)(伸)
 
あたりまえ。「た」に濁点がついて、「まえ」が「めえ」に訛って、「め」と短縮されたもの。 

あつこい (訛)
 厚い。「あつっこい」とも言う。(例)「そーたにあつっこい本、読みきんねえよ」(標)「そんなに厚い本じゃ、読み切れないよ」

あなめど、めどっこ (短)(訛)
 穴。大小さまざまな「穴」を意味する言葉。ただし、トンネルなどのように、貫通している穴にはあまり用いられない。「めど」は「めどがたつ」の「めど」で、穴の底(先)にめどがたつものに用いられる。

あよ (短)(伸)
 
「ねえ」、「おい」、「なぁ」呼びかける言葉。「あのよ」が短縮したものと思われる。(例)「あよ、やってっか?」(標)「ねえ、やってますか?」

あんめ (訛)
 ない。あるまい。(例)「これ、焼き魚だあんめな」(標)「これは、焼き魚ではないよ」(例)「寒くあんめな」(標)「寒くないな」 正確に書くと「寒くあんめえな」。逆に早口だと、「寒かんめな」と聞こえる。

いいくれ (訛)
 いいかげん。(例)「いいくれやってんじゃねえよ」(標)「いいかげんなことをやってるんじゃないよ」

いいだしっぺ
 最初に言い出す人。

いぐ(いん) (濁)
 行く。ただ濁音がついただけではなく、後に続く言葉によっては「ぐ」は、ほとんど「ん」になってしまう。(例)「そっちさいんから」(標)「そっちに行くから」 

いし、(いしゃ) (独)
 
お前、君、あなた、感じ的には「きさま」に近い。(例)「いしゃ、このやろ!」(標)「きさま、この野郎!」

いじちかん (濁)
 
一時間(いちじかん)がなまったもの。(例)「ここまでくんのに、いじちかんかかっちったよ」

いじやける (独)
 
むかつく。いらいらする。腹が立つ。(例)「あー、いじやけた」(標)「あー、むかついた」

いっちょまえ (訛)(短)
 一人前。「いっちょうめえ」とも言う。(例)「いっちょまえのこといってんじゃねえよ」

いんね (訛)(伸)
 いらない。

うっさい (訛)
 うるさい。「うっせえ」とも言う。

うすたへ (訛)(濁)
 ウソでしょ。「うそだへ」がよりなまるとこうなる。

うんと
 とてもたくさん。(例)「うんと食わねえと、えがくなれねえぞ」(標)「たくさん食べないと大きくなれないよ」

えがい (訛)
 大きい。「えかい」とも言う。(例)「ここのハンバーグえがいんだ。食いきんねえよ」

えがっぺ (イ)(独)
 
いがっぺ、いかっぺ、そして、えがへ、ともいう。いいだろうの意味。(例)「死ぬまで、おめぇ、離さねど。えがっぺ?あよ、えがへよ」(標)「死ぬまで、君を離さないぞ。いいだろう?」

えーくれ (訛)(短)
 いいかげん。

えにしぃ (イ)
 古(いにしえ)。昔。古い時代。「イ」と「エ」が逆転した例。

エロインピツ (イ)
 色鉛筆。

おさまえる (訛)
 押さえる。

おっかく (訛)
 折る。  折れるは「おっかける」となる。(例)「削ったばっかしの鉛筆のしん、おっかいちったっぺな」

おっかない (訛)(短)
 
恐い。 通常は「おっかねえ」となまる。「おっかなびっくり」からできたと思われる。(例)「今日の先生、おっかなかったなぁ。」

おっこどす (訛)
 落とす。 (例)「財布おっこどしちった!」(標)「財布を落としちゃった」

おったす (濁)
 取り出す。「だす」の濁点がとれて、接頭語がついたもの。

おっちゃる
 捨てる。「うっちゃる」ともいう。(例)「それ、ゴミだからおっちゃっといて」

おめ (訛)(伸)
 「おまえ」がなまったもの。「きみ」「あなた」の意味。

おもしい (短)(伸)
 
面白い。 否定形は「おもしかねぇ」となる。(例)「あのやろ、おもしかね

おわす (短)
 終わらせる。(例)「今日中におわすから、もうちっと待っててよ」(標)「今日中に終わらせるから、もう少し待っててよ」

がきめら (独)
 子供達。 「ガキ」と「〜ら」は方言ではありません。「め」の部分が茨城弁。「き」に濁点がつく場合もあります。

かして (独)
 どいて。 物を借りるのではなく、しいていえば場所を借りるということ。(例)「危ねえよー。そこかしてー」(標)「危ないよー。そこをどいて」

かったるい
 「だるい」少し強調した意味。発音は「かったりぃ」となる。普通の「だるい」は「だりぃ」と言う。

かまない (短)
 かまわない。

がめる (独)
 
強引に物を取る。(例)「ボールペンがめってきた」(標)「ボールペンを取ってきた」  

きかない
 
気が強く、意地っ張りで、乱暴。(例)「佐藤らいのいじばん小せえのはきかねえ子だっぺ」(標)「佐藤さん家の末っ子は、気が強く乱暴な子供だね」(ちょっとニュアンスが違うなぁ)

きない (訛)
 来ない(こない)。ていねいに言った時の言葉で、通常は「きね」となる。(例)「手紙きてっぺ?」「まだきね」(標)「手紙きてるでしょ?」「まだ来ない」

気にくわね
 気に入らない。「おもしくね」とほぼ同じ意味。

〜ぐし、〜ごし (訛)
 〜ごと。(例)「これ、皮ぐしくえっけ?」(標)「これは、皮ごと食べられますか?」

ぐれ (訛)(伸)
 「ぐらい」が「ぐれえ」となまって、「ぐれ」と短縮されたもの。(例)「4時ぐれには、終わっぺ」(標)「4時ぐらいには、終わるだろう」

くれる (短)
 物をあげるの意味。(「くれてやる」の短縮形)(例)「あー、それくれっから、持ってったらえがっぺな」(標)「あっ、それはあげるから、持っていったらいいでしょうよ」

くろ (訛)
 おくれ、くれ、がなまった形。「ちょうだい」「下さい」という意味。(例)「俺にもそれくろよ。いがっぺなぁ」(標)「私にもそれを下さい。いいでしょう?」

くわれる
 刺される。(例)「蚊にくわれる

〜け (独)
 
おもに疑問型の語尾に付く。「〜げ」とも言う。「そうけ」はあいづちとして使われる。県北ほどではないが、牛久でも使われるポピュラーな茨城弁。

〜けれ
 「〜したら」という意味。

〜けんとが (訛)
 〜けれども。前からのつながりで、「だけんとが」にもなる。(例)「指揮者はもーっと速くって言ってんけんとが、いぐらなんでも無理だっぺ」

こうば (訛)
 
「くれば」がなまったもの。「そんなの買ってこうば、えがっぺな」

こごむ (訛)
 かがむ。しゃがむ。(「しゃがむ」は「しゃごむ」と言う) 

ごじゃっぺ (独)
 
悪い意味でいい加減なこと、どうしようもないこと。「ごじゃ」ともいう(例)「ごじゃっぺ言ってんじゃねえよ」

こっちがし (訛)
 こっちの方。 こちらのところ。 (例)「そっちさいんからこっちがし持ってて」(標)「そちらに行くから、こちらの方を持ってて」

こないだ (短)
 この間。(茨城だけではなくあちこちで使われている。)

こなんね (訛)
 かなわない、こなせない、困難だ、いやだ、という意味。「かなわない」か「こなせない」のどちらか(両方?)が、なまった形と思われる。

こわい (独)
 
疲れる。「あーこわい

こん (訛)
 この。(例)「こんくらいだっぺ」(標)「このぐらいだろう」

〜さ (訛)
 「〜に」「〜へ」。(例)「あっち行ぐべ」

さきっぽ(さきっちょ) (訛)
 さき。先端。

さんちかん (濁)
 
三時間(さんじかん)がなまったもの。(例)「さんちかん目は、自習だっけ?」

したっけ (訛)
 そうしたら。「したっけれ」とも言う。(例)「今日遅刻したっけ、おごらっちった」(標)「今日、遅刻したら、怒られちゃった」

しっぱね (独)
 雨の日などに衣服についた跳ねた泥。

しみじみしない (独) (訛)
 はっきりしない、気持ちが入ってない、しっかりやってない様。標準語の「しみじみ」とはニュアンスが違う。(例)「定演直前だから、しみじみ吹けよ」「しみじみしねえなぁ」

しゃあんめえ (訛)(伸)
 
しょうがない。仕方がない。「しゃーない」とも言う。(例)「できねえんだから、しゃあんめえ

しゃごむ (訛)
 しゃがむ。かがむ。(「かがむ」は「こごむ」と言う)

しゃでぇ (訛)(伸)
 
舎弟(しゃてい)がなまったもの。元は弟の意味だが、もう少し広い意味で使われる。

じゃんぼ、じゃんぼん (独)
 葬式。

ずっこい (訛)
 ずるい。

そうけ (訛)
 そうなの。そうなんだ。会話のあいづちでよく用いられる。

そーたに (訛)
 
そんなに。「そんな」が「そーた」となまった。(例)「そーたにかかったのか」

そっちがし (訛)
 そっちの方。そちらのところ。

だいじ (訛)(短)
 
大丈夫の意味。(大事、大切ではない)。(例)「あよ、けがしたとこだいじ?」「だいじだいじ

たくさん (独)(短)
 けっこう。(「いらない」「やらない」の意味)「このゲームもう1回やっぺよ」「おら、もう、たくさんだ」

〜だしけ (訛)
 〜だってさ。(例)「バーゲンセール、今日までだしけ」

〜だっぺ、だへ (独)
 
通常の会話の語尾につける言葉。

ちく (独)
 うそ。

ちっこい (訛)
 小さい。

ちっと (訛)
 少し。「ちょっと」がなまったもの。(例)「ちっとだけなら、呑んでもえがっぺな」

ちゃぶす (訛)
 潰す(つぶす)。「おっちゃぶす」とも言う。(例)「空き缶は、ちゃぶしてからおっちゃれよ。んじゃねえと、持ってってくんねど」

つって
 と言って。(例)「天気予報でなんつってだ?」「雨降るっつってたど」(標)「天気予報では何と言っていましたか?」「雨が降ると言っていましたよ」 (例)「そう、馬鹿馬鹿っつってっと、ホントにバカんなっちまうから」

つっとす (訛)
 
突き刺す。「つっとさす」ともいう。

でれすけ
 
ろくでなし。(例)「おめ、何やってんだよ。このでれすけ!」

とこ (短)
 ところの省略形。(例)「今やろうとしたとこだっぺよ」(標)「今やろうとしたところだよ」

どん (訛)
 どの。(例)「どんくらい」(標)「どのぐらい」

にちかん (濁)
 
二時間(にじかん)がなまったもの。(例)「ひっぺがすのににちかんかかっちたよ」

ぬくい (独)
 暖かい。「ぬくとい」とも言う。(例)「ぬくといから、こっちさこ」「なっ、ぬくとかっぺ?」

ねえ (ね)(短)
 ない。(例)「おめ、虫歯あっか?」「ねえ
  

〜ねえ (ね)(短)
 〜ない。動詞の否定形(歩かない、走らない、起きない、など)の「ない」の部分がなまったもの。江戸弁も同じだが、茨城弁はあまりのばさず、「ね」と発音する場合がよくある。(例)「おーやだ、おら歩かね」「早く起きねと遅れっと」

はあ (独)
 もう。(例)「はあ、えがっぺ」(標)「もう、いいだろ」

はらくちい
 
腹が一杯で、くるしい様。満腹。(例)「もうたくさんだ。はらくちい

ひっかじる (訛)
 ひっかく。 (例)「どこでひっかじいたんだっぺ」

ひっちゃぶく (訛)
 破く。 (例)「ノートひっちゃぶいてきた」(標)「ノートを破いてきた」

ひっぺがす
 
はがす。「おっぺがす」とも言う。(例)「そんなとこ、シール貼っちゃダメだっぺな。全部ひっぺがしとけよ」

ひゃっこい
 冷たい。(例)「おーっ、ひゃっこい

ひらう (訛)
 拾う。

ふずに (訛)
 ふうに。 ように。(例)「こーたふずにやんだっぺ?」(標)「こんなふうにやるんでしょ?」

ぶっかく
 砕く

ふてる (訛)
 捨てる。

ほどんと (濁)
 
「ほとんど」がなまったもの。(例)「茨城は、ほどんと標準語だへよ」

みちかい (濁)
 みじかい(短い)。

むきもなく 
 とてつもなく。発音は「むぎもなぐ」に近い。(例)「あのピッチャー、むきもなくはぃえー玉、投げっと。カーブがまたむきもねえんだ」

〜め (独)
 
ねこめ(猫)、けーるめ(蛙)へーめ(ハエ)。

めっかる (訛)
 
見つかる。見つけるは「めっける」となる。(例)「車の鍵、まぁーだめっかんねぇの?」

もん (訛)
 もの。

やだ (短)
 「いやだ」の短縮型。きらいなこと。(例)「おーやだ

やだくて (訛)
 いやだよ。やぁだー。ものすごく不快な時も使うし、そんなにいやではない時も使う。(それは標準語でも同じだ)

やっこい (訛)
 やわらかい。

やる (独)
 飲む。食べる。(例)「まぁ、こっちさ来て、ちっともやれな」(標)「まぁ、こっちに来て、少しは呑めよ。」

呼ばる (訛)
 
「呼ぶ」が変化した言葉。(例)「だれか、あいつもよばってこーよ」

よばれる (独)
 
いただく、ご馳走になる。(例)「んじゃぁ、せっかくだから呼ばれっかな」

〜らい (独) 
 
〜さんの家。〜家。(「〜」には氏あるいは名が入ります)

ろっこく (短)
 
国道6号線。(例)「これをまーっすぐ行けばろっこくさでっから、だいじだっぺ」「んだよ。だから、だいじだって、さっきから言ってっぺな」

んだ (訛)
 そうだ。「んだっぺ」となる時も多いが、相づちの時は「んだ」がよく使われる。発音的に、尻上がりな「んだっぺ」は「そうでしょ?」の意味で、相手に同意を求める疑問型。逆に尻下がりな「んだっぺ」「んだ」は相づちで「そうですね」というような意味で使われる。

ホームへ戻る    1日目OK! 2日目に行く